というわけで、チャルキア朝の三都をアイホーレ、パッタダカルの順に訪れ、この日はバダミに投宿した。バンガロールを発ってから国道沿いにホスペット、ハンピを経由してカルナタカ州を北北西に上って来た身にとって、バダミは随分車も多くてにぎやかな街に感じられた。
翌朝が明けて一番、街中の岩山をくり抜いた石窟寺院に向かうと、ふもとの駐車場ではバスの屋根にくくられた乗客の荷物を狙ったサルと警備員の追っかけっこが繰り広げられていて、キーキーとサルの鳴き声が岩山にこだましていた。

駐車場から階段を上ると最初はシヴァに捧げられた第1窟、入り口はナタシヴァ(踊るシヴァ)の見事な彫刻。ちょっとエローラを思わせる雰囲気。彫刻のレベルは高いし、保存状態もよい。

山肌を段々に登りながら第2、そして最も大きい第3窟へ。こちらはヴィシュヌをテーマにした彫刻が多い。

切り立った岩山のふもとはアガスティアタンクと呼ばれる貯水池になっていて、ここは7世紀以来の聖地。池のほとりに寺院が見えていたので、一度岩山を降りてメインストリートから池の方に入ろうとするが、道路に何の表示もなくてどこから入っていいかわからない。
取りあえず見当つけて曲がったら、そこは割と狭い道の路上に市場の広がる雑踏で、果たしてこんなとこに入っていっていいのかどうか立ちすくんでると、後ろから来た小学生の女の子に「Come with me!」ときれいな英語で声掛けられる。

「私の学校はお寺と同じ方向」とのことで、この少女に着いて歩くことに。途中写真撮ってたら、「早く来なさい」と叱られた。確かにお陰で彼女が遅刻したら申し訳ない。
市場の通りからさらに狭い道へ右に折れ、正門から彼女が登校するのを「助かったよ、ありがと!バイバイ」と見送ってそのまま進むと池の北側に出た。ここに博物館と、比較的規模の小さいブータナータ寺院北院がある。
ガートでは女性たちが朝の洗濯をしているところだった。奥に見えているのがブータナータ寺院の東院。ドラヴィディアンスタイル(南方様式)のヒンドゥー寺院がまるで池に浮かんでいるようで美しい。
こんなに歴史のある由緒正しい寺院が、表示もない市場の雑踏の奥、他に観光客も見当たらない場所に凛々しく建っているというのが印度のすごいところかも知れん、と妙に感心。

寺院は東岸から池に向かって、ということはつまり西に向かって建っている。ヒンドゥーで寺院を夕陽に向かって建てるのは言わばご法度だが、岩山に囲まれた一番奥のポイントを最も重要な場所に選んだ結果こうなったのか。正面の階段が池の水面に向かっているので、時の権力者は船に乗ってこの寺院にアプローチしたと思われる。
寺院の裏手の大きな岩に、神々が一堂に会したなかなか興味深い彫刻があった。
この日バダミを出て一気にバンガロールに戻る途中、国道脇のドライヴインで午後の食事を取った。定番のアルゴビとダルと一緒に頼んだトマトカレー(手前)、熟れたトマトの酸味が利いた秀逸の一品だった。
翌朝が明けて一番、街中の岩山をくり抜いた石窟寺院に向かうと、ふもとの駐車場ではバスの屋根にくくられた乗客の荷物を狙ったサルと警備員の追っかけっこが繰り広げられていて、キーキーとサルの鳴き声が岩山にこだましていた。

駐車場から階段を上ると最初はシヴァに捧げられた第1窟、入り口はナタシヴァ(踊るシヴァ)の見事な彫刻。ちょっとエローラを思わせる雰囲気。彫刻のレベルは高いし、保存状態もよい。

山肌を段々に登りながら第2、そして最も大きい第3窟へ。こちらはヴィシュヌをテーマにした彫刻が多い。


切り立った岩山のふもとはアガスティアタンクと呼ばれる貯水池になっていて、ここは7世紀以来の聖地。池のほとりに寺院が見えていたので、一度岩山を降りてメインストリートから池の方に入ろうとするが、道路に何の表示もなくてどこから入っていいかわからない。
取りあえず見当つけて曲がったら、そこは割と狭い道の路上に市場の広がる雑踏で、果たしてこんなとこに入っていっていいのかどうか立ちすくんでると、後ろから来た小学生の女の子に「Come with me!」ときれいな英語で声掛けられる。

市場の通りからさらに狭い道へ右に折れ、正門から彼女が登校するのを「助かったよ、ありがと!バイバイ」と見送ってそのまま進むと池の北側に出た。ここに博物館と、比較的規模の小さいブータナータ寺院北院がある。
ガートでは女性たちが朝の洗濯をしているところだった。奥に見えているのがブータナータ寺院の東院。ドラヴィディアンスタイル(南方様式)のヒンドゥー寺院がまるで池に浮かんでいるようで美しい。

こんなに歴史のある由緒正しい寺院が、表示もない市場の雑踏の奥、他に観光客も見当たらない場所に凛々しく建っているというのが印度のすごいところかも知れん、と妙に感心。

寺院は東岸から池に向かって、ということはつまり西に向かって建っている。ヒンドゥーで寺院を夕陽に向かって建てるのは言わばご法度だが、岩山に囲まれた一番奥のポイントを最も重要な場所に選んだ結果こうなったのか。正面の階段が池の水面に向かっているので、時の権力者は船に乗ってこの寺院にアプローチしたと思われる。
寺院の裏手の大きな岩に、神々が一堂に会したなかなか興味深い彫刻があった。

この日バダミを出て一気にバンガロールに戻る途中、国道脇のドライヴインで午後の食事を取った。定番のアルゴビとダルと一緒に頼んだトマトカレー(手前)、熟れたトマトの酸味が利いた秀逸の一品だった。

































































