ブハラから列車でサマルカンド
2018年 08月 14日
すっかりお世話になったゲストハウスのオーナー夫婦にお暇して、ラビハウズの道端でランチを取っている3人組の男性を横目で見ながら通り過ぎようとしたら、どうだ一口!と声を掛けられた。
うーん、噂どおり、んまい!
パラパラしたご飯がビーフと野菜にぴったり。レーズンとピーナッツも入っていて、絶妙の旨みと食感を出している。
ありがとう!とお礼を言って立ち去る。
実はブハラ駅に着く前に、中央アジアを代表する麺、ラグメンをトライしたいと考えていたので、タクシーつかまえてラグメンニーと言った。
タクシーの運転手に「キタイか?」と訊かれた。ほお、これは初めて受ける質問。
ロシア語で中国をキタイ(契丹)と呼ぶ。香港の航空会社 Catahy もこの言葉。
「ヤポーニャだ」と答える。
ラグメンニーは店名ではないので、運転手はどこへ行ったらいいかわからず、ブハラ市内をぐるぐる回ったが、ともかくラグメンのおいしい店ということで、地元の人で満杯のレストランに連れて行ってもらった。
初日の経験もあり、駅には1時間以上前に着く。
乗り込んでみると、4人掛けコンパートメントで、向かいの2席は遥か先にあって無駄に広い。
サマルカンドはウズベキスタン第2の都市で、ブハラに比べると格段にデカい街。
ただ、こっちもブハラの滞在でウズベキスタンの金銭感覚に慣れていて、そう簡単には応じない。訊いてもないのに、東京、新宿、池袋と日本の3都市を回ったことがあると自慢げにしゃべってるのも信用できないと思ったが、行こうとしているゲストハウスは知っているようだし、1万と言ったら、1万5千と応じたので、ま、そんなに高くないかと折れてタクシーに乗り込んだ。
運転手は車の中でも、東京を訪れたのはちょうど桜の時期で、日本人はみんな公園で花見しながら呑んでいたと、そのときの話を続けた。本名と別に、ミーシャとロシア語ニックネームを名乗ったこの運転手に、結局サマルカンドで連日お世話になることになった。
緑茶を頂いて一息ついてから2階の部屋へ。
ノンをぶら下げたまま、レギスタンアンサンブルで夕暮れどきをのんびり過ごす。
晩メシはレギスタン向かいの店でコボブにドラフトビア。