ポッパ山の不思議な石ころ
2007年 06月 07日
アンコール、ボロブドゥールと訪れたんだから、東南アジア三大仏教遺跡と呼ばれる、あとひとつ、バガン行かなきゃってことで、某商社○紅のNさんとふたりでヤンゴンから、朝一のマンダレー航空でニャンウンウーに飛んだときのこと。
ガイドさんに着いてもらって、じゃ、エーヤワディー河クルーズ楽しんでから、バガン五千坊を見て回りましょう、ということだったが、Nさんと僕には、その前に是非とも寄ってもらいたいところがあった。その年のANAカレンダーで見た、忘れもしない奇妙な光景。まるで大地から突き出たコブ、その上には要塞のような寺院。バガン南東50kmのポッパ山の麓にある、タウンカラッである。
タウンカラッはミャンマーのアミニズムであるナッ信仰の総本山で、ミャンマー人がたくさんお参りに来ていた。猿を避けながら、長い石段を裸足で登っていくと、頂上は涼しさ通り越して、むしろ肌寒かった。
ボッパ山頂には、ちょうどタウンカラッと同じくらいの大きさのクレーターがあるそうで、如何にも唐突な感じのこの丘は、ポッパ山の頂上が吹き飛ばされて、麓に落ちてきたものと言われている、という説明だった。
タウンカラッの周りに石ころを売る子供たちがいて、面白がってひとつ買ったというわけ。コロコロコロッ。中に空洞のあるこの石の誕生の秘密は、この火山の影響らしい。