ぺトラ遺跡のトレッキング
2011年 06月 24日
ここでガイドのおっさんお願いして、一緒に遺跡へ向かう砂利道の下り坂を歩き始めた。肌寒い!
しかし、昨日の運転手といい、今日のガイドといい、ジョルダーニは英語がうまい。ガイド曰く、3月ではまだ寒いし、6月では暑すぎて、4月中旬から5月あたまが絶好のシーズンなのに、中東各国の民主化運動が不安視されたみたいで、今年この時期の観光客は普段の年の3割ほどしかいない、とのこと。砂利道の左右に岩を削った遺跡が現れ始める。
砂利道が終わると、いよいよシークに入る。
何千年もの間に水と風によって削られた、遺跡に向かう細い自然の回廊。足元には2千年前に敷かれた石畳。
シーク両側の絶壁の高さは80mもあるとのこと。
岩肌にはペトラの古代都市に水を運んだ水道の跡が残ってるけど、そこに何やら彫刻らしきもの発見。
1.2km続くシークの最後の切れ目に、見えてきた。
アル・ハズネ(宝物殿)。おお、これこれ、今回の旅の目玉!赤い岩肌が朝陽に映えている。期待を裏切らない立派な姿にしばし見とれる。
ところで、僕はここに来るまでぺトラの作りがよくわかってなかったけど、チケット売り場でもらった案内リーフレット見たら、シーク抜けて来るとアル・ハズネが古代都市の入り口で、ここから先に遺跡群が広がっているのだった。先に進むと、ストリート・オヴ・ファサードと呼ばれる視界の開けた場所に出る。
ローマ遺跡みたいだけどナバティア人の造型、円形劇場。
王家の墓。
古代都市の中心寺院。
すごいなあ、と感じたのは、これだけの作りの都市が山々に囲まれて、周囲から全く見えない完全な隠れ里になってること。
古代都市の中心を見終わって奥まで辿り着くと、今度はここから半時間ほどのトレッキング。
結構きつい階段が続くけど、あともう少し。
着いた!山の上の遺跡、アド・ディル(修道院)。
ふもとに降りて昼食を摂った後、ストリート・オヴ・ファサードまで戻って、今度は午後のトレッキングに出発。ベドウィンの子供たちに、つらい登りになるからロバに乗れとしつこく薦められるが、笑いながら断って自分の足で登ることに。
本日2度目の山登りはちょっと足に来たけど、なんとか頂上にたどり着く。
実はこの先もまだトレッキングルートは続くのだけれど、初めてのヨルダンでぺトラに1日しか取っていない身には、ここまで。
果たして、次また、来れるかね?