ジャイサルキャスルに3泊

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ラジャスタンの西の果て、タール砂漠の真ん中、ジャイサルメールに着いた。
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かつてここまで象や馬に荷物を載せて運んできた商人が、ここで駱駝に乗り換えたという東西交易の重要な中継点だったそうな。

ジャイサルキャスルという宿を探して城に入って仰天!
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昨日の整然としたメヘランガルフォートとは打って変わって、城壁の中は複雑に入り組んだバザールになっていた。

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狭い小路を人に尋ねながら城の南端近くまで来ると、右に看板が見え、なにやらタイムスリップしたような廊下を奥へ進むと、異空間の中庭に出た。
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中庭に面した部屋のひとつは、この城ができたときから何百年も続くというガネシャとドゥルガーを祀った祠になっている。
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鍵を受け取って部屋に入ると、城壁の外の街を見下ろせるバルコニーが付いた瀟洒な造りだった。
ええとこやな。
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というわけで、晦日から正月二日までの3泊をここで過ごした。
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三度の食事もほとんど城の中。お陰で城の中のあらゆる店、レストランにすっかり詳しくなった。

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写真は今年の初日の出。毎日昇ってくる朝日を拝み、沈む夕陽を見送った。
今年もいい年になりますよう!

しかし、12世紀に建てられた城の中が街になっているなんて、よく水回りがもつなと感心するが、明け方になると各家庭から小さなポンプが持ち出され、生活用水が汲み上げられていた。なるほどこういうシステムか。
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最終日になってジャイサルメールの街中を散歩し、ハヴェリと呼ばれる旧貴族の邸宅に寄ってみた。中が店になっていて、自由に入れる。
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1階の店で細密画を売っていたナレシュという男性に声を掛けられた。細密画には象と馬と駱駝が描かれていたが、これはスパイス交易の中継点であったこの街にゆかりの深い動物たちということもあるが、象が青年期を、馬が壮年期を、駱駝が老年期を象徴する、人生についてのモチーフだとの説明だった。

どこに泊まっているのかと訊かれたので、ジャイサルキャスルだと答えると、僕も子供の頃、城内のすぐ隣に住んでたんだ、と懐かしそうに昔話を語ってくれた。
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ジャイサルキャスルはこの街でも一番の老舗で、今でこそ城の中にはゲストハウスがいっぱいあるけど、かつてはあそこぐらいしか宿がなかった。数年前にはアミターブ・バッチャンの息子の主演で映画撮影の舞台にも使われたんだ、とのことだった。

そうか、そんな由緒正しい宿だったのか、と知ったのはもうチェックアウトの後で、ラジャスタンの次の目的地ジャイプルに向けて、また寝台列車の旅を続けた。
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by phraganet | 2013-02-12 02:31 | インディア

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by プラがね: