アイト・ベン・ハドゥへ、マラケシュから日帰りツアー

モロッコの旅で、ここは見逃せないなと思ったのが、アイト・ベン・ハドゥ。マラケシュからアトラス山脈を越えた南側、砂漠への拠点となるオアシスの町ワルザザードの近くだそうで、事前に日帰りツアーを申し込んだ。

朝、宿を出て通りに出るが、夜明け前に営業しているカフェはなく、唯一開いてるパティセリでチョコクロワッサンを買い込んだ。
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待ち合わせに指定されたジャマ広場の郵便局前で待っていると、ぴたり7:30にランドクルーザーが来て名前を呼ばれ、助手席に乗り込むとすぐに発車した。

陽気な運転手兼ガイドはイシャムと名乗った。あれ、他の人は?と尋ねると、これからホテルに迎えに行くとのこと。メディナから市街に出て、ひとつ目のホテルで女性をふたり、ふたつ目のホテルで男性ふたりを拾って一路アトラス山脈に向かってドライヴ。
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女性ふたりはパリに住む日本人で、英語があまり得意ではないらしく、説明はイシャムにも都合がいいフランス語メインになってしまった、トホホ。

途中休憩を挟みながら、雪の残るアトラス山脈を越える。
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12:30、ついにアイト・ベン・ハドゥに到着。敵を寄せ付けない高い壁で守られ、山頂に食料庫が見える。
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もともと北アフリカの地にいたベルベル人は、7世紀ごろからアラブ人勢力に押されてアトラス山脈の南側にカスバ(要塞)を造って住むようになった。アイト・ベン・ハドゥは特に有力であったハドゥ一族の集落で、現存するカスバの中でも最も美しく、有名な映画のロケにも使われてきた。実際に今でも数家族が住んでいるらしい。

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入り口はひとつしかなく、中は複雑に入り組んでいる。
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かつての生活の様子を垣間見ることのできる展示もあり。
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ホントはもっとゆっくり見て、写真ももっと撮りたかったけど、後ろの予定もあって昼食も急ぐので、イシャムはさっさと登って行ってしまう。ちょっと消化不良が残るが、今日だけは団体行動なので仕方がない。

上からの眺めもなかなかよかった。
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この後、昼食とカスバをふたつ見られるというので、近くのワルザザードに移動。

途中国道から城壁のようなものが見えたが、ワルザザードには大きな映画撮影所がふたつあり、多くのハリウッドスターがこの町に撮影に訪れるのだそうだ。
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かつての要塞集落は、今やロケ地の宝庫として映画産業に貢献しているということらしい。

ワルザザードを出てしばらく走ると、陽が暮れた。マラケシュまでの帰りのドライヴも4時間掛かるので、ベルベル人のなぞなぞやりま~す、とイシャムがフランス語で話し始めた。僕は女性たちの日本語訳を聞くのだが、このベルベル人の動物なぞなぞというのは、「星の王子様」に出てくる禅問答のようなもので、結局誰ひとり答えを言い当てられる人はいなかった。

アトラス山脈の上で車内から夜空を見上げると、ため息の出るほど美しい星空だった。
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by phraganet | 2014-01-26 19:35 | モロッコ

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