太陽寺院と王妃の階段井戸

冬のデリーの寒さに耐えられず、週末アーメダバードに飛んだら、それはそれは気持ちのいい春の陽気だった。

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Hotel Ashishという旧市街の真ん中にある1泊千ルピーほどの安宿だったが、十分きれいで満足いくレベル。さすがに朝食サービスはないけど、隣のベーカリーでビスケット買って、その先のチャイワラでおいしくチャイを頂き、いざ北に向けて出発。100km余り2時間半ほどのドライヴでモデラーのスーリヤマンディール(太陽寺院)へ。

アーメダバードは15世紀初めにアーメダ・シャーが開いた町でイスラム色が強いが、太陽寺院はそれより古い11世紀のヒンドゥー建築。太陽神スーリヤを祀る同時期の大型寺院は昨年アナントナグとコナーラクでも訪れたけど、真東を向いて建っているので朝のうちが撮影しやすい。

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着いた! おお、正面に階段池
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池の北、東、南の三方にはシヴァ、ヴィシュヌ、ガネシャを祀った祠堂、他にも小さな祠がたくさん並んで凝った造りになっている。
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で、もう一方からトラナ(鳥居)をくぐってアプローチ
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壁や柱に繊細な彫刻

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ドームの出来栄えも美しい。

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奥の建物は二重構造になっていて、中に独立した部屋がある。

小腹が減って、門の外でおじさんにパコラを揚げてもらった。
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車に乗り込むと、このあたり道路の両脇ではグジャラート特産の綿花が咲いているのが見えた。
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モデラーからさらに北に40km行ったパタンにラニキヴァヴ(王妃の階段井戸)がある。アーメダバードから直接向かうと約150km、3時間ほど。
昨年ユネスコ世界遺産に登録を果たして、外国人入場料250ルピー、PAN(納税者)カード見せて10ルピー。
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門を入ると、なんだかさっぱり整備された遺跡公園。わくわく。

うわ、こんなことなってるんや!
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しかしこれが井戸か!

奥行64m、幅20m、深さは27mあるらしい、デカい!
太陽寺院と同じ11世紀に建造された後、近くのサラスヴァティ河の氾濫ですっかり土砂に埋もれ、1960年代まで井戸の存在は知られていなかったらしい。
だからこんなにきれいに保存されてるんだ。

階段を降りていくと、左を見ても
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右を見ても、びっしりヒンドゥーの神々。圧倒される美しさ!
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これは仲良くヴィシュヌとシヴァか
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ヴィシュヌのアヴァターラもいろいろ揃っていて、こちら第三の化身ヴァラーハ。
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そして第九の化身ブッダも。
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その並びにドゥルガー、武器をいっぱい持って最強をアピール!
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例によってアプサラの艶っぽい仕草の数々。

あ、ガネシャ発見!
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ここ(笑            
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800を数えると言う彫像の中心になっているのが、ラクシュミに足をマッサージされるアナンタに横たわったヴィシュヌで、井戸の一番奥の面にかすかに見えている。これに気付く人はほとんどいないようだ。
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うーん、あそこまで入れてくれい!
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上から覗いてみる。
すぐ真下の円筒の部分が実際に井戸として使われていた。そして観光客が入れないこの面に横たわったヴィシュヌ像がある。

いやあ、しかし、すごいもの見たなあ、恐るべしヒンドゥー建築。

アーメダバードへの戻り、牛の行列で車が急停止してビックリ!え!
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運転手から、あの、僕の叔父です、と紹介されて挨拶。そうか、この辺の農家の出身なのか。


道すがら、アダラジの井戸、ダダハリの井戸というふたつのイスラム様式の階段井戸にも寄った。
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偶像禁止のイスラム階段井戸では、ヒンドゥーみたいな神々のレリーフは皆無だけど、こっちはこっちで見応えあり。



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by phraganet | 2015-01-29 03:38 | インディア

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