ウィジャヤワラの石窟寺院

アンドラ・プラデーシュ州ウィジャヤワラに出張があった。

昨年6月テランガナ州が印度29番目の州としてアンドラ・プラデーシュ州から分離し、これまでAP州都であったハイデラバードはテランガナ州に持っていかれることになってしまって、AP州はウィジャヤワラあたりに新州都を建設することになった。

掘立小屋のような空港ターミナルから出てきて、夕方町中のホテルで事前打合せ。翌朝は9時からメインの仕事だったが、町はずれにウンダヴァリという呼ばれる石窟寺院があると聞いて、朝早めにクリシュナ川対岸へ車で出掛けた。
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橋を渡って田舎道を進むと、道路に面した岩肌に石窟寺院が見えてきた。

案内によると、6,7世紀のかなり古いものであるらしい。
まだ開門時間前だったが、掃除のおじさんに賄賂代わりの入場料を払い、くっついて中に入った。
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石窟寺院として彫刻が未完成なのが見て取れるが、壁や柱の象のテーマなどなかなかいい。そして屋根の部分は南部ドラビディアンスタイル。

石室前には三大神を初めとするレリーフ。
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今にも動き出してきそうな躍動感が表現されていて、ひとりで回廊を鑑賞していると妙ななまなましさに圧倒された。
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2階の石室では入る前に靴を脱ぐよう指導された。
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入った瞬間に涅槃仏かと勘違いしたけど、掃除のおじさんが清めて朝のプジャを捧げているのはアナンタサヤナ(蛇王アナンタに横たわった)ヴィシュヌ。

中にはいって足の方を見ると、ヴィシュヌの臍から蓮に乗ったブラフマンが生まれ、周りでアプサラが祝福しているシーンがよく見えた。
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いやあ、すごいなあ!こんな素晴らしい遺跡がガイドブックに紹介されるでもなく現存している印度、さすがに奥が深い。

最上階テラスでは別のスタイルのリシたちが寺院入り口の方を見下ろしている。
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うーん、これから仕事なんで慌ただしく戻らないといけないけど、もう少しゆっくりしたかったなあ、この空間。
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by phraganet | 2015-06-01 02:48 | インディア

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by プラがね: