インドにはホントいろんなすごい景色があるけど、ここもそのひとつ、メーガラヤ州ソラ(チェラプンジ)。
地球上で最も雨の多いこの地域に住むカシ族は、木の根を編んで大雨に流されない橋を作り始めた。完成まで数十年から百年を要するらしい。
チェラプンジホリディリゾートに宿を取り、まず朝一番でダブルデッカーを目指す。
道路で車を降り、3千5百段と言われる石段を30分ほど掛けてひたすら下って行くと谷の村に突き当たる。
これを右折すると別の生きてる橋に着くが、ダブルデッカーへはここを左。
川に沿って歩き始めると最初にお目見えするワイヤー橋。
次にもう少し長い2番目の橋を渡り、歩き続ける。
おお!初めてお目に掛かる生きてる橋(Living Root Bridge)。
少雨の1月なので川にほとんど水がないが、雨季にはここに近づけないほどの大量の雨に見舞われるらしい。
さらに少し進むと、地元カシ族の女の子に呼び止められ、15ルピーの入域料取られた。
はいはい、喜んで。
出た!これがダブルデッカーか。男の子たちが駆け抜けて行ったのは上段の橋。
歩き始めてここまで1時間ちょっと。朝一番でほかに観光客も見当たらず、ゆっくり写真を撮りながら休憩。
すごい、
迫力!道はこの先も続いていて、まだほかの橋や滝に行ける。
引き返してさっきの谷の村を反対側へ進むと、2本の生きてる橋が並行して掛かっていた。
奥にあるこっちは歩いて渡れるけど、もう一本の方で戻ろうとしたら、まだ若過ぎて(と言っても20年くらい経ってるんだろうけど)渡るのはかなりおっかない。
ひえ~、止めとけばよかった!
てなことで、ダブルデッカーへのトレッキングを終え、最後はひぃひぃ言いながら石段をひたすら車道まで登る。
午後はソラ周辺のドライヴ、重い足を引きずりながら洞窟巡ったり、
バングラデシュを眼下に眺めたり、
いくつか大きな滝を見たりした。
残念ながら乾季は滝の見頃ではないが、インド・バングラデシュ国境のこの壮大な断崖絶壁に雲がぶつかることで世界一の降水量が記録されるんやね。
タイ語でも雪をヒマ、雲をメークって呼んでるけど、雪のあるところがヒマラヤで、雲のあるところがメーガラヤだと実感。
翌朝宿を出て、すぐ近くのウムカーの生きてる橋に行く。
ここも製作途中で実際に渡るのは危ない。
そしてソラから3時間のドライヴで山の東側、マウリンノンに回り、この地域にあるリワイの生きてる橋を見に行く。
こちらは車道から15分ほどで着けるので観光客が多い。木の根が永い時間を掛けて複雑に入り組んだ美しい姿。
石も敷き詰めてあってしっかりした造り。
インドの観光地にはゴミが散らかったままのところも多いが、カシ族の人々は環境保護への意識が高く、厳しく管理されている。偉い!
このまま進むと道はバングラデシュに入るらしく、国境の町ダウキまでついでに走ってもらった。
国境の河でボートに乗れる。
パラソルはバングラデシュ領内で、歩けばもうすぐそこやん!