キナバル山登頂

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日本の富士山、ベトナムのファンシーパンと最高峰にチャレンジして以来、山登りに長らくご無沙汰だったけど、ボルネオにあるマレーシア最高峰キナバル山を申し込んでみたらすんなり予約が確定し、これは行くしかないなという事態に。

登山と言えば、そこに山があるから登るというノリが普通だけど、キナバルの場合はテーマパークとして厳しく管理されていて、入園と入山、ガイド、食事、宿泊、登山証明書がセットになったツアー料金を払い、山小屋の予約がないと入山が許されない。1日の登頂のキャパが、標高3300mにある山小屋のベッド数の合計で130人。
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コタキナバル、通称KKに到着。空港から海辺の町までエアポートバスで15分、RM5。マレー料理のおいしくて安い食堂が並ぶとても居心地のいい町。
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KKの町からキナバルパークまで2時間弱のドライヴ。僕は公園本部前泊2泊3日コースを申し込んだので、昼にKKの宿まで車で迎えに来てもらって翌朝登り始めたが、前泊せずに朝7時にKKを出て登り始めるコースで全く問題ない。登山の帰りにKKで1泊する場合、不要な荷物はホテルに預かっておいてもらうと便利。
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公園本部で受付を済ませ、3日分の食券と、RM50のデポジット払ってホステルの部屋の鍵を受取る。公園でも山小屋でもレストランは一社独占経営のコーヒー・紅茶付ブッフェになっていて、このクソ高いブッフェ代が料金に含まれている。因みに缶ビールの値段は公園本部でRM24、一番大きい山小屋のラバンラタでRM26。
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当日参加が多いので、公園本部のホステルでは4人部屋にひとりで前泊した。フリーwifiは奥のリワグレストランでのみ可。
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登山コースは公園本部から10分ほど車で登った1866mのゲートから4095mのロウズピークまで全長8.7km、標高差2200mあまり。1日目は3300mの高さにある山小屋まで6km、2日目深夜に山小屋を出てピークまで残り2.7kmを登り、またゲートまで降りてくる。2日目がつらい。
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いよいよ登山1日目。6:30から朝食が食べられるとのことで、7時前にホステルを出てレストランに向かおうとしたら、後ろから「お早うございます」と日本人女性に声を掛けられる。道中ほとんど彼女と一緒だったが、山好きの女性にペースを作ってもらって結果すごく助かった。

受付で鍵を戻し、デポジットを返金してもらう。ガイドを割当てられ、IDカード受取って首から提げる。このIDカードはスタートとなるゲートと、2日目7km過ぎのサヤサヤハットでチェックされるので、失くすと大変!

ゲートまで車で送ってもらい、8時過ぎにスタート。
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登山道はしっかり整備されていて、山小屋までに7つのシェルターがあり、すべてで5分ずつ休んだ。
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小雨の降る涼しい気候だったが、登っているうちはTシャツ1枚で汗だく。最初の3kmは割と楽な印象。

4km過ぎのラヤンラヤンハットでゆっくり30分休憩しながらランチ。ここからきつい登りが続く。
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約5時間かけてラバンラタに到着、ってまだ13時過ぎで時間もてあまし気味。1日目の登りは全く急ぐ必要ない。

ラバンラタでの夕食は16:30から19:00。山小屋では男女混合の相部屋で、僕は他に中国人女性3人の4人部屋に割り振られたので、消灯時以外遠慮してほとんど部屋に入らなかった。山小屋の中は夜も暖かい。水シャワーあり。
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登山2日目、2:00から軽い食事を取り、ガイドから2:30出発との指示。山小屋から上は木の階段を登った後、岩場になるので、トレッキングポールは部屋に置いていく。真っ暗な中ヘッドライトは必須。

山小屋を出た時点ではそれほど寒く感じないが、頂上付近は冷たい強風が吹き荒れるので、ミドルウエアの上にレインウエアを着込み、ロープを手繰るところもあるのでグローブ(軍手)をはめた方がよい。
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山小屋からピークまで3時間弱。寝不足気味で強くて寒い風の中、みんなでゾンビのようになって歩く。疲れた〜!

頂上部分は広くなっているが、頂点のロウズピークはひとりしか立てないほどの狭いスペースで、みんな写真を1、2枚ずつ撮っては後ろの人に替わる感じで、長く留まるのは許されない。

ピークから降りて来る6時頃ようやく空が白んできたが、このタイミングでピークに到達する方がいいかも知れない。
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サミットアタック後のラバンラタでの朝食は7:00から10:30。ここで下山前に少し仮眠を取るのもあり。

著しい悪天候の場合は山小屋から上の登山が制限されるらしいので、予めその覚悟が必要。

頂上から降りて来る途中で振り返ると、落石でオリジナルルートが破壊された後がはっきり見えた。
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昨年6月の地震で19人の登山者とガイドがここで命を落とした。落ちてくる巨大な岩に気づいても逃げることはできなかったろう。地震が発生した7時過ぎにひとりで黙祷。

この日登ったのは12月に開通したばかりの新ルート。左の旧ルートが破壊され、右に見える階段を登った。
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装備について
○ローカットトレッキングシューズで登った。但し、岩場、木の階段、地面とも滑り易く、滑落による打撲、捻挫、骨折も多いので注意。
○トレッキングポールに助けられたが、サミットアタックには邪魔になるので山小屋に残していく。
○山小屋までの登り下りはTシャツ1枚で汗だく。山小屋は夜でも暖かいのでシュラフ不要。
○雨が降っても降らなくても、頂上付近でレインウエアはミドルウエアの上着として必要。ヘッドライト、グローブ、タオルも忘れずに。
○水は登り下りで1.5~2Lないとつらい。ゲート、山小屋でも購入可。後はチョコ、クッキー、梅干など適宜

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