人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ルクソール周辺の神殿巡り

翌日は、前日のアブシンベル行きと同じ車だけど、新しい運転手に交代してアスワンの宿を出発し、途中にあるオムコンボ神殿、エドフ神殿を見学しながら、ルクソールまで北上するドライヴ。

オムコンボはオリンポスの丘という意味だそうで、天空の神で隼の頭を持つホルス神とワニの顔を持つソベク神の両方を祀っていて、レリーフに色が残っているのを見つけて感動した。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00282869.jpg
アレキサンダー大王遠征以降のプトレマイオス朝時代の建築が残っているので、どこかローマ遺跡風。いつの間にかガイドが寄って来て細かいレリーフの見どころをいくつか案内してもらった。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00282886.jpg
さらに進んでエドフ神殿。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00282987.jpg
ホルス神を祀った巨大な建物。壁の彫刻も美しい。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00282945.jpg
神殿見学の跡、村のサンドイッチ屋で簡単なランチを掻き込む。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00282953.jpg
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00282902.jpg
夕方ルクソールに到着して、予約していたはずの人気ゲストハウス、ネフェルティティに入るも満室と断られ、近くのホテルにチェックイン。その後は歩いて近くのルクソール博物館を見学しながら夜のルクソールを散歩。さぶい!


翌朝、摂氏5度まで冷え込む中ホテルのルーフトップに出てみると、朝焼けの中ナイル河西岸に気球が浮いているのが見えた。おお!
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00282832.jpg
テーベから見て陽の沈む西岸は死の地とされ、古代エジプト新王朝時代に墓や神殿が盛んに建立された。

朝食を終えて、早速ローカルフェリーで対岸へ渡り、カズさんと1台ずつ自転車を借りる。自転車で走っていると、まず最初に目に飛び込んでくるメムノンの巨像。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00300112.jpg
続いてデルエルハバリ(ハトシェプスト女王葬祭殿)へ。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00300184.jpg
この遺跡には97年の無差別テロの印象が強く残る。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00300193.jpg
さらに緩やかな坂道をひいこら言いながら漕ぎ続け、王家の谷に到着。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00300253.jpg
唯一未盗掘の完全な形で発見されたというトゥトアンクアメンや、トトメス3世の墓などを見て回るが、特に、地下に真っ直ぐ降りていく廊下にびっしり美しいレリーフの残るラムセス5世・6世の墓が鳥肌もんの圧巻だった。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00300272.jpg
その後ここの建築に携わった労働者の町デルエルメディナや、ラムセス3世葬祭殿であるハブ神殿などを一通り回ってからルクソールの町に戻った。

ルクソール神殿に夕陽が落ちる。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00300003.jpg
しかし、冬にエジプト旅行に来てホントよかった。夏じゃ暑くて堪らんと思う。エジプトの観光産業はテロや暴動の影響で大打撃を受けていて、こんな素晴らしい遺跡の数々を観光客の少ない中でゆっくり観て回れるのもラッキーだと思った。

晩ご飯はカズさんが目星を付けてくれたルクソールの町中にある名店アボエルなんとか。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00440559.jpg
ここびっくりするほど値段安くて、どの料理もすごくんまい!
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00440690.jpg
最後はカットしたリンゴとバナナに、上からストロベリー、ヨーグルト、マンゴーを掛けたその名もコクテルを頂く。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00440656.jpg
これ、秀逸のフルーツデザート!向かいでカズさんが飲んでいるのは中東に多いターキッシュカフェ。

次の朝はホテルの前で馬車捕まえて、アムン神信仰の中心であったカルナック神殿へ。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00440682.jpg
でかい!広い!
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00440629.jpg
また馬車で町の中心に戻ってルクソール神殿。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00440764.jpg
というわけでルクソール周辺の神殿巡りは一通り終わって一旦カズさんと別行動。

午後はひとりでスーク歩いてハイビスカスティ買ったり、
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00440599.jpg
宿泊できなかったけどネフェルティティのルーフトップでミントティ頂いたり、
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00470737.jpg
ナイル河の向こうに陽が沈むのをぼんやり眺めて過ごした。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00475373.jpg

翌朝、タクシーと終日ドライヴ550ポンドで合意して、今度はルクソールより北のダンダラ神殿、さらにその先のアビドス神殿を目指したが、運転手が遠い方のアビドスを先にしてダンダラを経由してルクソールに戻ろうと言うので従った(結果は失敗)。

7つの聖室が横に並ぶアビドスの神殿。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00470744.jpg
冥界の神オシリス信仰の中心であったらしい。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00470841.jpg
その近くにあるラムセス1世葬祭殿もレリーフがきれいで見応えあった。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00470873.jpg
このあたりは治安が良くないらしく、神殿を出るとライフル抱えた警官たちに着いてくるよう言われて、警察車両に先導されてドライヴ。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00480759.jpg
VIP待遇で恐縮です。

陽も傾き掛けた頃、ダンダラ神殿に到着するも、閉門まであと15分と脅され、ダッシュ!先にこっち寄っておくべきだった!
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00480735.jpg
お提髪もかわいい女神ハトールの列柱が並ぶ立派な神殿を駆け足で鑑賞。
ルクソール周辺の神殿巡り_f0136038_00480795.jpg
ルクソールに戻って、夜はまたアボエルなんとかでルクソールの最後のおいしい晩餐。

食事後、名残惜しみながら駅前で長距離夜行バスに乗り込んでカイロに向かう。
(続く)



by phraganet | 2017-01-20 00:52 | エジプト

アジアを歩けば何に当たる?タイやインドでの煩悩な日常と、気ままな旅のメモ


by プラがね: