サパからファンシーパンに登頂したときのこと
2007年 06月 22日
ハノイから中国国境の町ラオカイまで夜行列車で10時間。そこからミニバス拾って、1時間半の山道を登り、やっと着いたサパの市場には、少数民族が溢れていた。
町に軒を連ねる旅行カウンターで尋ねて、初日はモン(Hmong)族の女性ガイドに着いて、周辺の村を歩いた。ムォンホア川を挟んで、びっしり並んだ棚田の中を、気持ちのいいトレッキング。
旅行会社は、翌日からのファンシーパン登山を薦めてきた。
ファンシーパンは標高3,143mのベトナム最高峰。ちょっと大変そうだが、麓から登るのではなく、標高2,000mの銀の滝までジープで送ってもらい、そこから1泊2日で行くルートだと言う。
翌朝、旅行会社に集合すると、参加者は僕の他に、イギリス人男性、フランス人女性、カナダ人女性の4人で、モン族のポーターふたりと共に町を出る。
歩き始めは、自然を満喫しながらの、実に快適な歩きだった。
テントの中では、何で日本はジョージ・ブッシュに追随するのか、というような国際論議に、・・・。
そして次の朝早く、山頂へ。西にラオス、北に中国を望む、山頂からのダイナミックな景色。麓に見下ろすサパの町も、実にきれいだった。