応県の木塔

懸空寺(XuankongSi)近くでお昼を食べて、今度は北西の方角へ。

漢民族と北の遊牧民との衝突が続いた中国北部では、果てしなく続く万里の長城が有名だが、前線の跡として、山の背や平原のそこここに、土を盛って造られたのろし台が残っている。

敵の襲来を、昼は煙で、夜間は火で、いち早く伝えたのろし台。困るのは雨風の日だが、悪天候の中でも煙をまっすぐ立ち上らせるために使われたもの。それは腸が短いため、油分を多く含む、狼の糞。それが狼煙の語源なのだそうだ。


f0136038_1533478.jpg大同から80kmほど離れた応県(Yingxian)に着いた。ここでは、観光資源の木塔を中心に小さな町全体を開発中。

コンピュータのマウスの形をした赤い3輪タクシーがちょこまか走っていて、街の人はそのまま「鼠」と呼んでいた。

木塔は1056年、遼の時代に、この土地を治めていた契丹族の王が妃のために建てたと言われている。

高さは67m。日本にも立派な木造の塔がたくさんあるけど、この塔は床面積が広いので、建物としてスケールがでかい。




釘なしで建立されたそうで、相当複雑に木が組まれている(現在は補強のため釘を使用)。
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外から見たのでは感じないが、中に入ると、かなり建物が歪んできているのが分かる。上からの眺めを是非見てみたかったが、残念ながら、3階部分までしか登らせてもらえなかった。
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by phraganet | 2007-08-24 02:00 | 中国

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by プラがね: