戒厳令下のイタリアンな夜

いつもならちょいと車で走って着くはずの会社に向かうと、ウィパワディ・ランシット通りが珍しく大渋滞。

交通事故でも起きたかと思いながら、のろのろ進むと、黄色いシャツの集団がバスで乗り付けて集会を行っているのが見えた。まったく、朝から迷惑な話だ。

いつもより少し遅れて会社に到着し、デスクで仕事していると、スカイプに「タイで武装集団がテレビ局占拠だって」と日本の友人から一報が届く。11チャンネル改めNBTの本社と言えば、さっき真ん前を通ってきたばかり。あれって集会じゃなくて、テレビ局占拠してたのか。ホントかよ。

しかし、海外にいると、たまにこんな目に合うよね。自分の近くで起こったことを、遠く日本からのニュースで初めて知らされるっていうの。

ま、一昨年のクーデターのとき、戦車の横でバンコク市民が記念写真撮ってたんだから、「テレビ局占拠!」ったって、実際には大したことにはならないと思うけど。


夕方、打ち合わせからオフィスに戻ると、あれ、ガランとして人がいない。政府がデモ隊の強制排除に出るっていうんで、安全確保のため社員に帰宅命令が出たらしい。これじゃ、仕事にならんしなあ。

「早く帰った方がいいですよ」と残ったスタッフに声掛けられる。
「ところでうちどこですか?」 「戦勝記念塔だけど・・・」
「ええ!? 今、デモ隊そっち行ってますから帰れませんよ」 「!」


帰宅を諦め、ふてくされ気分で、フォーシーズンズホテルのイタリアン、ビスコッティに向かい、チーズのフォーカッチャを頂く。 んまい!
しかし、混んだ店の中にいると、とても戒厳令下って感じじゃないっすけど・・・

*政府はこの後、バンコクに非常事態宣言を出しましたが、外出禁止令は出てません、念のため。
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by phraganet | 2008-08-27 01:50 | タイ

アジアを歩けば何に当たる?タイやインドでの煩悩な日常と、気ままな旅のメモ


by プラがね: