プラサート・ムアン・シン resort2008

本社からの長期出張者に、この週末やっと1日オフができ、「どっか観光のお薦めある?」と訊かれて、あんまり関係ないけど一応バンコクは非常事態でもあるわけだし、カンチャナブリにクメール遺跡を観に行くなんてどうすか、と冗談交じりに言ってみたら、「いいねえ、それ!」と返ってきた。

いいのかな、そんなんで。 個人的趣味で提案しちゃったけど・・・


そんなわけで、旅は道連れ、世は情け。バンコクから西へ2時間ほどのドライヴで、カンチャナブリの町に着き、そこからさらに40km、稲作には向かない赤土の土地でサトウキビやタロイモを栽培する畑の中の国道を走っていくと、13世紀のクメール遺跡、プラサート・ムアン・シンが森の中に佇んでいる。

f0136038_05423.jpg


大クメール帝国の西の果てってとこか、ここはもうミャンマー国境まですぐ。1辺1.3kmほどの城壁に囲まれたバイヨン様式伽藍を持ち、南側は「戦場にかける橋 "The Bridge over the River Kwea"」で有名なクウェー川の蛇行に抱かれるような趣のあるレイアウト。

本堂回廊と内部。
f0136038_0181724.jpg


本堂脇、祭壇の内部。
f0136038_0184557.jpg


北ゲート
f0136038_0253274.jpg


伽藍内に6つのバライ(聖池)があり、儀式用であると共に、灌漑用として多くの人口を養ったと思われる。
f0136038_0274670.jpg


残念ながら、建物のラテライトを覆ったはずの漆喰の彫刻は何も残っていないが、伽藍内に設けられた展示室には、発掘された仏像や観音像のレプリカが置いてある。 そう、ここは仏教遺跡。

カンチャナブリは外人観光客の多い県だが、この遺跡を訪れる観光客はとても少ない。イサーン(タイ東北部)のクメール遺跡が世界遺産に指定される中で、何だか忘れられたような存在。

もらった英語パンフレットによると、アンコールの大王ジャヤバルマン7世が23の都市に仏像を授けたと石碑に記録があるそうで、この中には古くからのモン族の町ラウォプーラ(ロッブリ)などと共に「シンガプーラ」という都市名が見え、それがこのムアン・シンのことではないか、とのことだ。
[PR]
by phraganet | 2008-09-08 01:19 | タイ

アジアを歩けば何に当たる?タイやインドでの煩悩な日常と、気ままな旅のメモ


by プラがね: