カテゴリ:ネパール( 7 )

雨季のカトマンドゥへ

お遣いがあって、週末にカトマンドゥへ。ネパールにはいつも空気の澄む冬を狙って遊びに来てたので、雨季に訪れたのは今回が初めて。

トリブヴァン空港のターミナルビルを出ると、カトマンドゥゲストハウスと書いたプラカード持ったおじさんがいたので、予約はしてないけどミニヴァンに便乗させてもらった。カトマンドゥゲストハウスはタメルの街中、食事したり買い物したりするのにちょうどいいポイントにある。ゲストハウスと言いながら風情ある建物で、セキュリティもいいし、お気に入りの宿。

3年前、白人カップルが1泊2ドルにしてくれってレセプションでダダこねてるところで、そりゃいくらなんでも無茶やろ、と思って見てたら、無碍に断るわけでなく、こういう条件で5ドルでどうだ、と真剣に応対してたぐらい値段もリーズナブルなイメージだったけど、今はリニューアルして全体が値上がりし、頑張って交渉してもガーデンヴューで1泊40ドル++の線がやっとだった。ま、いいか。
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小雨にけぶる中庭。正面の建物は新しくなった。

カトマンドゥの街はこの時期ネワールのお祭りだとかで、小雨をものともせず、細い路地をパレードが練り歩いていた。
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お父さん自慢の娘もしっかりおめかし。
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そんなこんなで陽が暮れ、この日の夕食は野菜パコラとポテトのサーデコをつまみに、ネパールで一番いい味出してるグルカビール。ネパールのじゃがいももほくほくして、んまい!
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翌日晴れ間が出て、朝ごはん食べた後、目の前に止まっていたタクシー(ぼろぼろのマルティスズキ)のおっちゃんからバドガオン行かないかと声掛けられ、思わず乗ってしまう。

バドガオン(旧名バクタプル)に着いてビックリ!入場料が1,100ルピーに値上がりしていた。高っ!
でも、タクシー飛ばしてここまで来てしまったので後には引けず、あっさり払って町を散歩。
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あ、カロム売ってる。日本ではどういうわけか琵琶湖東岸にのみ存在する不思議なゲーム。
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ついでにタクシーにそのままパタンに寄ってもらうと、果たしてパタンの入場料は500ルピーに上がっていたけど、カトマンドゥの遺跡保護に十分なお金をすでに落とした気分だったので、入場券買わずに細い路地から入って行くと、またお祭りのパレードに巻き込まれた。
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パタンのダルバール広場からゴールデンテンプルへ抜ける路地にその人気店はある。
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ネワール料理の傑作(と勝手に思っている)ウォーとツァタマリの店。ここには5年前に来たけど、同じ女性が変わらぬ手つきで、次々とお好み焼きを焼いていた。
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バフ(水牛)ミンチと卵を入れたミックスウォー。食べたかったんや、これ!
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夜はタメルの街に戻って、ネパール風チベット餃子、モモ。これもやっぱりはずせない!店のライヴがこれまた秀逸だった。
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そんなこんなで、楽しくおいしい週末を過ごして、バンコクへの帰路。空港の搭乗口にはバスに乗る長い列ができてるのに、脇の出口からタラップまで歩けるよ、と警備員に教えられ、駐機中のボーイングまで歩いて行く。
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こんなのありか?
いろいろとゆるい東南アジアに住んでるけど、この辺のネパールのゆるさは一段上いってるね。(笑
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by phraganet | 2012-08-09 02:13 | ネパール

タメルでぶらぶら

バンディプルからカトマンドゥに戻って来ると、バンダ(ストライキ)で暗かった街並は、すっかりにぎやかな活気に満ちていた。 やっぱ、こうじゃないとね。

f0136038_2125244.jpg宿は決めてなかったけど、取りあえずタメル中心にある老舗「カトマンドゥゲストハウス」に車を着けてもらう。

「カトマンドゥゲストハウス」は門が鉄格子で、そのまた内側に鉄の扉を警備員が守っているセキュリティの良さで、中は広い中庭の別世界。 まだ一部デモの人々が町を練り歩いてたけど、ここなら大抵のことが起きても大丈夫そう。

格式ある西洋建築は一見高そうだけど、1泊8ドルくらいから部屋が取れる。


タメルのカフェで注文した朝食セット。
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ホクホクのじゃがいもがとてもおいしかった。飲み物はミルクティー。


こちらはレストラン「タメルハウス」のネワール料理。手前は卵と一緒に焼いたツァタマリで、奥はヴェジモモ。泡立ってる飲み物は、サービスで頭の上から注いでくれたロキシ。米の焼酎で60度以上ある。
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「タメルハウス」のモモには、屋台にあるようなカレーでなく、トマトベースのちょっと気取ったソースが付いてきた。モモにしては上品過ぎるけど、ま、これはこれでイケる。
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by phraganet | 2009-12-19 02:19 | ネパール
この時季、ネパールの夜は長い。

ベッドの中で夜明けを待っていると、まだ暗いタメルの街にデモの声が響き渡った。でも、ストのある日は事前に予告されることになっているので、今日は大丈夫。いざ、バンディプル(Bandipur)に向けて出発!

7時を回って、ブディの家の外に出てみると、どこの国の車か知らないが、とんでもないオンボロセダンが狭い路地の中で朝日を反射していた。 不安やな、この車。

カトマンドゥからポカラに通じる国道は、呼び名こそ「ハイウェイ」だけど、その実は片道1車線のガタガタ舗装。しかも、大抵の上り坂でタタの大型トラックが故障で立ち往生して道をふさいでいるもんだから、快適なドライヴにはほど遠い。

セダンはカトマンドゥ郊外に出ると、ガススタンドに寄ろうとするが、どのスタンドもガソリン切れで給油できない。燃料計に目をやると、あれ、まだ余裕。随分と慎重な運転手だなあ、と思ったら、針はどこまで走ってもピクリとも動かず、どうもメーター自体が壊れているらしい。ってことは、早く給油しないと、ガス欠でいきなり止まるかもってか?

緊張感高まる中、ようやく7軒目のスタンドで給油。 よかったー。
走りは順調だが、パワーウィンドウがイカレテれて窓が閉まらないので、冷たい風とトラックの吐き出す黒い煙に晒されっぱなし。 とほほ・・・

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3時間半で途中の町ムグリンに着いた。朝食を取ってなかったので、道端でおばさんにチョウメン(焼きそば)を作ってもらう。
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ここを南に下るとチトワン。バンディプルへはトリスリ川に掛かる橋を渡って、ポカラ寄りに西に真っ直ぐ進む。

ほどなく分岐点が見えた。これが町への登り口。
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標識に従って、ハイウェイを左折。ここからは棚田の合間を九十九折の急な坂道で、登りきったところがバンディプルの町。

正面の天空にアンナプルナⅡ、Ⅳがそびえ、今来たハイウェイが700m下に見える。
西にはダウラギリ、東にはランタンも見えて、ヒマラヤの特等席といった感じ。
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町の入り口では村人がカロムに興じていた。
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ここに石段があるので、車は町に入れず、ここから徒歩。

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泊まりは「Old Inn」。主人のラム曰く、10年前にネワールの古い家屋をゲストハウスに改装したとのことで、200mほどしかない通りのたたずまいにすっぽり溶け込んでいた。通りにはカフェ兼ゲストハウスが全部で6軒ほど。
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景色も街並もきれいだけど、飛んでる蝶々もまたきれいだった。
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夜は案の定、里全体が停電。(笑)
ろうそくに照らされたテラスで頂いたのはアルー・ゴビ(ジャガイモとカリフラワーのカレー)、美味。
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空は満天の星。星と星が全部光のチリで繋がって、空全体が明るい。 
見上げてると、ときどき星が流れ落ちる。初めて見たよ、こんなきれいな夜空。

(Bandipur at 27.56N, 84.25E an elevation of 1,030m, 143km west of Kathmandu)
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by phraganet | 2009-12-16 01:36 | ネパール
12月あたまの連休をネパールで過ごそうと、バンコクでネパール雑貨を扱うディペシュに相談してみたら、バンディプルを勧められた。

バンディプル(Bandipur)? 聞いたことない町の名前。

ディペシュはもともとバクタプル出身のネワーリだけど、このバンディプルというのは、かつてバクタプルの商人がインドチベット貿易の中継地として築いた、ヒマラヤを望むネワールの里だそうだ。

よし、取りあえず行ってみよ!

バンコク10時35分発TGに乗ると、カトマンドゥに12時50分に着く(時差1時間15分)。便利至極!

空の旅は快適だったけど、カトマンドゥに到着すると、なんと、ストライキ中。
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車が走ってないので、空港に到着した乗客は全員立ち往生。空港で長く待たされた挙句、殺人的混雑のツーリストバスに詰め込まれ、なんとかタメル地区に辿り着いたものの、すべての店のシャッターが閉じられ、全くのお手上げ状態。


f0136038_482384.jpgこの日はタメルに家を新築した友人ブディのところにお邪魔する。

ふー、やれやれ。

ブディは中部の町ゴルカのクシャトリアの家系の出で、ヒンドゥー教徒。奥さんが、「ストで買い物に行けなかったので、有り合わせ」と言いながら、肉を一切使わないダルバートをこしらえてくれた。

ネワール料理やチベット料理にはいろいろおいしいメニューがあるのに、ネパーリはご飯に豆のスープを掛けるこのダルバートを、朝と晩の一日2回食べるんだよね。意外に質素な食生活。

3歳になる娘はまだ小さくて椅子に掛けられないので、テーブルの上でご飯。 ごめんね、突然邪魔しちゃって。
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ご飯が終わったらミルクティー頂いて、取りあえずこの日は就寝。
翌日は7時に、ブディの家の前からバンディプルへの車を予約してもらう。
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by phraganet | 2009-12-13 03:18 | ネパール

愛しのモモ

f0136038_137243.jpgネパール訪問には理由があった。

それは、好物のモモ!

路地に面して、鍋ひとつで営業している、間口一軒のモモ専門店。

蓋を開けると、もわっと湯気と共に、おいしそうなモモがぎっしり肩寄せ合って、その姿を見せた。


これ食べにわざわざ飛んできたんだから。f0136038_1391436.jpg初めてカトマンドゥを訪れたとき以来、愛して止まないモモ。

小龍包のカレー掛け、とでも言うか。
インドと中国に挟まれた国らしい料理だと思う。

あれ?おかしいな、最初ほどの感動がない。普通に売られているこのBuff Momo(水牛肉)よりVege Momoの方が好きかも。

そう言や、ネパールって、牛はもちろんだけど、豚の料理も見掛けない。


今回、おいしいなーと感じたのはツァタマリ。
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鉄板の上で、僕の注文したツァタマリがだんだんかたちになってきて、いま、卵がのっかったところ。香ばしいお好み焼き。


f0136038_245691.jpg夜はタメルの中心に近いNew Orleans Cafeへ。普段はJazzなんかを聴かせるらしいけど、この日はギターとパーカッションをメインとしたラテンだった。

なかなかいいノリ。

夜の気温はちょっと肌寒いけど、焚き火で暖を取る。17時過ぎると暗くなる、長いネパールの夜。こんなご機嫌なスポットもないとね。


ネパールブランドのビールの味は今ひとつだけど、その中ではGorkha Beerが一番飲みやすいかな。
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by phraganet | 2007-12-20 02:30 | ネパール
ヒマラヤの雄大な夕焼けと日の出を目当てに、ナガルコットの丘へ一泊で出掛けたのに、ガスって何も見えず・・・ 残念。

取敢えず山のてっぺんで朝食を済ませ、少し下ったテルコットから尾根沿いの林道をチャング・ナラヤンの町までハイキング。地図はなくても、一本道を太陽を背に歩いて行けば問題ないはず。右には山、左には棚田が広がってるけど、まだ霞んでて景色はよく見えない。
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f0136038_1282811.jpg人気のない道を歩いていると、農家から出てきた小学生の兄弟と一緒になった。無口な2年生の弟と、英語の上手な5年生のお兄ちゃん。まだ町までは1時間以上ある。

ネクタイに赤いセーターの制服がキマってる。でも、革靴に毎日往復2時間の山道はつらいんじゃないかな。 雨季なんかどうすんだろ。


僕がチャング・ナラヤンを目指していると聞いて、一緒に歩きながら先導してくれてるつもりらしい。


途中の村まで差し掛かると、他にも通学の子供たちが増えてきた。兄弟と同じ赤いセーターを着た子達とは楽しくおしゃべり始めるけど、別の学校のブルーのセーターの子達とは一切口を利こうとしない。それがこの社会のしきたりらしい。
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最後の坂を登って降りると、目の前にチャング・ナラヤンの町が現れた。丘の上には寺の塔の屋根が見える。この町は3世紀に歴史を遡ることのできる古い門前町だ。
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f0136038_1303223.jpg兄弟とは麓の学校でお別れ。

粗末な校舎だけど、いいよなあ少人数のクラスで。

小学校5年生でこのレベルの達者な英語。英語のレッスンは週に2時間だけだって言ってたから、結構密度の濃い授業なんだろね。

じゃ、先生が来る前に行くわ。ここまで連れて来てくれてありがとね。



町の入り口で60ルピーを払って、参道を登っていくとチャング・ナラヤン寺院の裏口から入る格好。 因みにナラヤンとは、ここの本尊ヴィシュヌの別名。
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by phraganet | 2007-12-13 01:45 | ネパール

農村の仙人

カトマンドゥから南に10kmほど、バングマティという農村に来た。車でちょっと走っただけなのに、往来の激しいカトマンドゥと違って、随分とひなびた雰囲気。

ネワールの古い町並に歴史を感じる。お寺のある中央広場の脇には水場が用意されていて、女性達が集まって朝の洗濯中。
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ちょっと歩くとすぐに町を外れてしまい、人より山羊の行き来が多い農道に出た。12月は特に朝晩冷え込むけど、だんだん陽が昇って暖かくなってきた。
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農家の軒先で、毛布にくるまって道を眺めている男の子。涼しい眼をして、何考えているんだろ。ずっとこのままの姿勢を保っていたけど、何だか世の中を達観しているような、不思議な感じ。
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by phraganet | 2007-12-11 03:25 | ネパール

アジアを歩けば何に当たる?タイやインドでの煩悩な日常と、気ままな旅のメモ


by プラがね: