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カテゴリ:イタリア( 6 )

カターニャ到着の夜、ステシコロ広場近くのゲストハウスを出て通りを南へ歩き、大学広場からドゥオモ広場へ、バロック様式の建物の間を夜の散歩に出た。
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広場にはレストランの呼込みがいて、その中の女子大生アルバイト風店員に引っ張られて入ったのはフリットの店で、メニューがあまりない中、シーフードとポテトのフリット盛合せにツナステーキを注文して、白ワインに合わせた。
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食事に不満ないが、他に客いなくて、大丈夫か、この店?

帰りに水を買おうと入ったスーパーマーケットで見たサボテンの実、このときはタイやベトナムで食べるドラゴンフルーツの淡白な味を想像したが、このフィコディンディア(イタリア語で印度の無花果の意味)のシャーベットを翌日カルタジローネのカフェで頂き、その優しい甘酸っぱさに惹かれることになった。
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カルタジローネへ日帰りで出掛けた翌朝は、恒例の朝市巡り。
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まずはゲストハウス近くの空き地に立つ市場を覗いたら、野菜や魚介より日用雑貨の店が多く、中には素敵なチーズ屋さんもあったけど、全体としてメルカトというよりアジアのバザールかアラブのスークという雰囲気だった。
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もう1箇所、さらに進んでドゥオモ広場の隅で滝のような勢いで水が溢れ出ているアメナノの噴水の横を抜けるとフィッシュマーケーットがあり、こちらは如何にも、地元の人の胃袋を賄ってますという感じを出している。
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チーズとサラミの店のカウンターにはワインも置いてあり、思わず朝食あしらってもらって立ち飲みすることにした。
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パンとオリーブとワインも合わせて10ユーロ、いいねえ、朝から幸せ。

あ、果物屋さんにフィコディンディアが並んでる、と思って手を出したら店のおじさんに叱られた。目には見えないが、表面が小さな棘にびっしり覆われているので、触ると後でチクチクが止まらなくなる。
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と言いながら、おじさん自身は素手で取り上げ、親切にも剥いて味見させてくれた。

んまい!
皮の色の赤い方が味が淡白で、オレンジのものが甘酸っぱさのバランスが良くおいしかった。

ここカターニャにももちろんグレコローマン時代からの遺跡が残っていて、ステシコロ広場ではコロッセオ跡が見られる。
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また街中のビルの1階を入ると、
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中に、7000人を収容したという劇場遺跡があり、後世の建物に囲まれてシュールな景色になっている。
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ドゥオモ広場を少し南西に進むと13世紀に建造されたウルシーノ城が美しい姿を見せている。
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城好きとしては城内も見学せねばと入ってみたが、建物の中は美術館になっていた。
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お、城の前の公園でフィコディンディアの木を発見、たわわに実を付けている。
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勝手に取って食べたいが、触ったら痛そう。

夕方、ドゥオモ向かいの教会に上らせてもらうと、街に沈む夕陽がきれいに見えた。
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また正面に夕陽を受けたドゥオモの姿は絶景だった!
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あまりに気持ちよくて、長い時間を教会の上で過ごした。

すっかり陽が暮れ、これから広場に降りて呼込みに誘われて食事を決めるのも癪なので、何か市場飲みみたいな店はないかなと検索したら、西へ数分歩いたところにKitsch、その名もキッチュな店がヒットした。

店に向かう途中で素敵な食材屋があり、めちゃんまいエクストラヴァージンオリーブオイルと、フィコディンディアのジャムをお土産に買った。

もしかしてキッチュが人気店で、予約なしで入れなかったらどうしようと思ったが、大通りを離れるとすっかり静かな雰囲気。
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店は1階が厨房で、2階に上がるとバーとテーブル席があり、客は他におっさんがひとりだけで、イケメン店員が丁寧に接客してくれた。
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まずは白ワインで、マッシュルームとズッキーニとトマトのブルスケッタ。
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次に肉なしラグーとポークボール・カレー風味ココナツソース。
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途中でワインを赤に替え、ベーコンとトマトのパンプキンソース。
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いやあ、どれもんまかった!

ホールのお兄さんにも、厨房のおばさんにもブラボーとお礼言って出たら、店の外で足がもつれて歩道の植木に突っ込み、まるで猛獣にでも襲われたかのように腕の無数の引っ掻き傷から流血の惨事に。

道路脇のキオスクのおじさんが、店の奥から消毒液持ち出して両腕に掛けてくれた。シチリアのみなさんの暖かさに支えられて旅させてもらってます、グラッチェ、グラッチェ!

通りでは、クラプトンをいい感じに歌い上げてたんで、おひねり。
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最終日、フライトは午後なので、荷物を預けて、もう半日カターニャの街歩き。

ドゥオモ広場の昼の様子、手前は象のオベリスク。クメールっぽいと言えばいいのか、ヨーロッパらしくない不思議なオブジェ。
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良い天気の中、まだ行ってなかったサンニコロ教会の方に向かって散歩。
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途中で見つけたメシ屋のショーケースがあまりに魅力的だったので、正午の開店まで、隣でカプチーノ飲みながら待ってから入店した。
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こういうのイタリアで何て言うんだろ、おばんざい屋? 違うか。
ちょうどギリシャのタベルナとか、トルコのロカンタみたいな。
フランスだとビストロか、イタリアではトラットリアと呼ぶのかな?

まずはアンティパストミスト。
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その後、ケバブも焼いてもらった。
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週5日来ても飽きんな、これ。

と、ぎりぎりまでおいしく楽しい時間を過ごし、ゲストハウスの前のバス停からALIBUSに乗って空港へ移動した。

出発ターミナルから正面にエトナ山が見えた。
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ありがとね!



by phraganet | 2018-12-02 23:23 | イタリア

カルタジローネの大階段

ノート地区のバロック様式の町々をモディカラグーサと回ってカターニャに向かった。
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カターニャ市内に入ったバスは空港、ボルサリーノ広場と順に停車し、終点であるカターニャ駅で降りると、駅前にはアフリカからの労働者が目立ち、インド料理屋やトルコ料理屋や寿司屋があったりして、これまでのシチリアの町とちょっと雰囲気が違う。

ゲストハウスを予約した街の中心までどうやって移動するか決めていなかったが、Mと書いた地下への階段が見えたので、ああ、カターニャにはメトロ走ってんだなと思って試しに降りてみたら、確かにそれはメトロで、まさしく次の駅が街の中心ステシコロ広場だった。素晴らしい!
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シチリア第二の都市カターニャは、これまで回った観光地と比べると格段に大都会。
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翌日、同じくノート地区のバロック様式の町々のひとつで、マヨルカ焼きで有名なカルタジローネを目指した。

朝のカターニャ駅前にはたくさんの観光客が溢れていて、この集団とバスで一緒になるかと思ったら、みんなはエトナ山行きのバスを待っていたところで、この日カルタジローネへ向かう旅行者は他にいなかった。

まるでローカル路線バスに乗った気分のまま、2時間近く掛けてカルタジローネの町に入ったが、他に旅行者がいないもんだから、どこの停留所で降りたらいいかよくわからず、バスが大きな公園の傍で停まったところでともかく降りてみた。

通行人も見当たらず困ったが、ちょうど路上で美人警官が駐車取り締まりをしていたのが見えたので訊いてみたら、観光地は左に曲がって真っ直ぐだというような大雑把な指示を受けた。

ふむふむ。
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道路脇の壁にもセラミックがはめ込まれている。

少し行くとサンフランチェスコ橋に掛かった。
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ここもきれいに陶板装飾されている。
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そのまま進むと、おお!左手にサンタマリアデルモンテ教会への大階段が見えた。
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階段は一段一段、異なる模様のタイルが飾られていて見応えがある。
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しばらく階段を登ったり降りたりまったりしてみた。階段の両脇には陶器や焼き物雑貨を売る店が並んでいて、お土産を買い込んだ。

階段の上から町を見下ろしたところ。
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そして丘の上のサンタマリアデルモンテ教会へ。
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例によってベルタワーにも登らせてもらった。
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大階段の下にあるカフェまで降りて、白ワインと共に軽食。
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店の女性からデザートにシャーベットを勧められて試したら、確かにんまいけど、優しい甘酸っぱさのこの果物何だろ?
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うーん、ピーチ?

店の女性は、違いますよ、と答えて、フィコディンディアと教えてくれた。

フィコディンディア=印度の無花果? 何じゃ、そりゃ? 印度では聞いたことないよ。
シチリアでよく市場で売られていた、あるいは公園に生っていたサボテンの仲間のその果物を、この時点でまだ知らなかった。

さて、まだ陽が高いうちにカターニャへ帰るバスつかまえないと。
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駅への道順を確認して歩いて行くと、簡素な駅には何も見当たらなかったが、その横の駐車場みたいなスペースがバスターミナルになっていて、バスは定時にやって来た。

シチリアの町歩き・食べ歩き、続く



by phraganet | 2018-11-20 22:18 | イタリア

ラグーサ旧市街イブラ

モディカからひと山越えた隣町のラグーサまで朝のうちに移動しようと、素敵な部屋に別れを告げ、ターミナルに降りてバスを待つも一向に来る気配がない。日曜日だからか、ターミナル前のカフェ、バリチェントロも開かない。

近くの土産物屋に行って尋ねると、時刻表は平日用なので、今日のバス時刻は下段を見ろと教えられた。確かにメインのチャート下にFESTIVOと書いた小さな欄があるが、便はほとんどない。

やられた~!前日バリチェントロでチケット買うとき店員に9:40発と確認したのだが、やる気のなさそうな彼は適当に答えたらしい。チケットも買ってしまったことだし、土産物屋でカプチーノとガイドブックを買い込み、観念して午後までのんびりバスを待つことにした。

ラグーサのターミナルに13時着。ターミナルから町までそこそこあったので、タクシー拾って旧市街イブラを見下ろす絶景に建つ宿に移動。
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到着して連絡したら、オーナーの若い男性が部屋の鍵を渡しに来た。宿代を払おうとしたら、ネットで落ちるからいいとのことで、明日また朝食運んで来るからじゃあねと行ってしまった。

お腹が減ったので、取り敢えず背中の荷物を部屋に入れ、イブラとは逆方向、今タクシーで通ってきたラグーサの町の中心まで少し歩いて戻った。
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町の中心に立つサンジョヴァンニバティスタ聖堂、狭い階段からベルタワーにも登れる。

聖堂の麓のカフェで、地元のビアとイカの詰め物、それにエビとズッキーニクリームのフィットチーネを頂いた。
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移動が遅かったので、町の中心からイブラ先端のイベリオ公園までゆっくり散歩している頃には陽も傾いてきた。

こちらはイブラの中心サンジョルジョ聖堂。
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大して広くないイブラだが、他にも教会がたくさん建ち並んでいる。

カフェや土産物屋の多いドゥオモ広場で白ワインのボトルを開け、焼野菜とチーズ盛合せ、ポークのきのこソース、エビとムール貝とあさりのリゾットを頂く。
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夕食後はそのまま夜の散歩を楽しんだ。
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モディカの町の昼間の景色もスペクタクルだったけど、ラグーサの旧市街は夜の路地がとても美しいと感じた。
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宿に帰り着く手前で振り返ったイブラの夜景。
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今日はよく歩いた。おやすみ…ZZZ


そして翌朝、
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早めに起きて、イブラの横顔を撮影しようと丘の南側に回った。
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正面がイブラで、左奥が宿のある新市街の丘。

朝の散歩を終えて宿に戻ると、クロワッサンにオレンジジュースとカプチーノの朝食が部屋に届いた。
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やっほー!

朝食の後、オーナーの指示通りに鍵を部屋に残したままロックして、目の前のバス停から11番の市バスをつかまえ、ZAMAバスターミナルに移動。
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正午のカターニャ行きに乗った。



by phraganet | 2018-11-14 21:25 | イタリア
オルティージャ島の美しい町並を堪能した後、シチリア島南東部に点在するノート地区のバロック様式の町々を回ろうと、シラクーサから朝7:00発ラグーサ行きのバスに乗ってモディカを目指すことにした。

ネットでモディカ旧市街に宿を予約したら、オーナーからの連絡でチャットが始まり、最後に「バリツェントロで降りろ」と言われた。何だろ、バリツェントロ。「バリ中央」というバス停か?

乗り際、運転手に「バリツェントロ」と言ってみたら、うん、うんと頷いているので、間違いないらしい。

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1時間も経たないうちにバスがノートの町に入り、このペースでもうすぐモディカに着くかと思ったら、バスは西に真っ直ぐ進まず南へ大回りし、海辺の町パラッツォロを経由してから北上を始めた。

実はノートもパラッツォロも、ユネスコ世界文化遺産ノート地区のバロック様式の町々として登録されているが、全都市を見て回るのは無理なので、これからモディカ、ラグーサカターニャカルタジローネの4つの町を選んでバス旅の予定。
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ようやくモディカの町に入ってバスターミナルで降りたら、あ、バリツェントロは目の前にあるカフェの名前だったのか。

と、そのとき、自分の名前が大声で呼ばれ、振り返ると初老の男性が道の向こうに車を停めて立っていた。

ああ、びっくりした。宿のオーナーがわざわざ車で迎えに出てくれたんだ。

オーナーはジョージと名前を英語風に名乗った。助手席に座ると、ジョージは車を出して、古い街並みの狭い一方通行をくねくね登り始めた。

よかった、迎えに来てもらって。これじゃ、自分で宿までたどり着くのは至難の業だ。

車は町の山手であるアルトのてっぺん近くまで登り切って停まり、さらに狭い道を徒歩で下りて、鉄の扉を開いて中に通されると、
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わ、なんちゅう素敵な部屋!
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下がリビングで階段上がるとベッドがあるメゾネット。

奥さんともうひとりの若い女性がベッドの清掃中だった。

まずは背中の荷物を置き、ジョージから朝食用スナックとコーヒーの沸し方の説明を受け、宿代を現金で払って鍵を受け取り、早速散歩に出る。
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宿の近くにあるサンジョヴァンニ教会、ここのベルタワーはモディカの最高地点らしい。
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次に中腹に位置するサンジョルジョ聖堂までゆっくり降りてきたら、連日のように昼間の通り雨に遭い、雨宿りがてらカフェでモレッティとアランチーノをつまむ。
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モディカは古くからチョコレートの名産地として有名で、カフェで売っているチョコを試食させてもらいながらエスプレッソを頂いた。
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素朴なおいしさ。モディカの伝統的なチョコレートにはミルクやバターは加えないらしい。

ついでにホットチョコレートも試してみようと尋ねたら、美人ウエイトレスにコールドチョコレートは如何?と勧められ、いってみた。

これも、んまかった!

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雨が止んで、サンジョルジョ聖堂に入ったら、ちょうど結婚式の最中で、パイプオルガンの生演奏を聴きながら、飛入りで参列させてもらう。
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こんな素敵な場所で結婚式っていいね。

ジョルジョ通りの並びにはコンティ城もあり、城の中をアップダウンしながら案内してもらった。

城から見た聖堂。
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さらに坂を降りると下町バッサに入り、谷底がさっきバスで走って来たメインストリート、ウンベルト1世通り。
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バリツェントロに寄って明日のラグーサ行きバスチケットを買う。

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バッサにある教会サンピエトロを拝んだ後、近くのカフェでカラスミとレモンのフィットチーネでランチ。
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食後は通りに面した店でピスタチオとレモンのジェラート。
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今度はバッサを挟んだ向かい側の斜面を登って、正面からサンジョルジョ聖堂を真ん中に町並を撮ってみた。
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美しい!

バッサには有名なチョコレートの店があったが、店内は観光客で一杯だったので、アルトの方に戻って、サンジョルジョ聖堂横のサバディに入った。
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いろんなフレーバーが並んでいるが、試食させてもらった後で、お土産のチョコレートはレモンとレッドチリを買った。
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部屋に戻って休憩した後、今度は陽が沈んだ後のモディカを散歩。
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ジョージから町一番のリストランテとしてお勧めされたロカンダ・コロネロを覗いてみた。

予約はありますか?と訊かれ、ないと答えたら、最後にひとつだけ残ったテーブルに案内してくれた。シラクーサと比べると、モディカは観光客でごった返すような町ではないけど、ここはすこぶる人気店のようだ。
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最初に鯖のトマト煮、続いてラザニアと、最後にカリッとした豚の角煮・マッシュポテトを頂き、初めて赤を合わせた。ここんとこシーフード中心でずっと白続きだったからね。

ええ感じ!


by phraganet | 2018-11-08 22:16 | イタリア
ローマ市内から空港へ、空港から来るときに買ったバスの往復チケットを使った。テルミニ駅前から、まだ真っ暗な5:30出発。

アリタリアの国内線でシチリア東海岸の大都市カターニャに着き、市内に向かわず、空港のバスターミナルでシラクーサ行きを待った。
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空港から直接各都市行きのバスがどんどん出るのは便利だけど、指定席ではないので、市内で既に乗客を一杯に積んで来たバスに乗り込むのは根性が必要。バックパックを客席に持ち込むことは許されないし、かと言って先に荷物室に入れていると席がなくなってしまう。

一台目のバスでは失敗して降ろされ、2台目のバスで何とか座席を確保し、快適なバスの旅で1時間余り南下。

シラクーサでは鉄道駅前にバスターミナルがあって、そのすぐ並びのゲストハウスにチェックイン。2連泊なので、ローマで着ていた服を全部洗濯し、日差しの強い海の見えるベランダに干した。

ランチは近くで、まずは白ワインと3種の魚の燻製、それに地元らしいパスタということで、鰯のスパゲティを注文した。
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ほぐして衣で揚げた鰯と共にまぶしてあるのは、シチリアでよく使われる野菜プレッツェモロ。いい香りがあってとてもおいしい。
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最後にエスプレッソを頼んだら、シチリアのドルチェをサービスしてくれた(ごめん、ひと口しか食べなかったけど)。
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さあて、散歩に出るか、というところで、まさかのにわか雨が降り出した。

やべ!洗濯物を取入れに急いで宿に戻って、ついでに昼寝してしまった。

夕方晴れてきたので、町の北にあるサンジョヴァンニ教会のカタコンペ(地下墓地)を見学し、隣接する考古学公園に向かったら日没閉園。
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仕方なく引き返し、橋を渡ってオルティージャ島に入った。
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おお、美しい町並!

歴史ある古い町の狭い路地にレストランバーや土産物屋が並び、路上では思い思いの手芸品を売っている。
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路地を進むとドゥオモ広場に出た。
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さらに真っ直ぐ海岸に出ると、島の南端マニアケス城までシーフードレストランがひしめいている。
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月明かりの下、いい雰囲気。

また路地に戻ってぶらぶら散歩し、一軒のシーフードレストランに入って、シチリアのシャルドネに、カポナータとツナのトマト煮、シチリアを代表する魚ソードフィッシュ(カジキ)のスパゲティを頂いた。
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ええ夜や!  ZZZ


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翌朝、宿の屋上で朝食を済ませ、駅で翌朝のモディカ行きバスチケットを買ってから、オルティージャ島に朝市が立つと聞いてまた出掛ける。
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いいねえ、新鮮な魚と野菜。
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おお!牡蠣をその場で剥いてもらうと、スプマンテももれなく着いてくるってんで、朝から頂く。
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レモンをキュッと。
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昨夜真っ暗で引き返してしまったマニアケス城に入って中を見学。
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ドゥオモとオルティージャ島の昼の姿。
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通りにシチリアの旗がはためいている。

ランチはブラータチーズとトマトのサラダ、
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タコのマッシュポテト・バジリコソース
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素朴な料理だけど、んまかった!この後にラビオリと、ドルチェにこれまたシチリア名物のカノーロ。
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満足。

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シチリアクイジーヌを満喫してオルティージャ島から宿に戻ったが、夜になってもあまりお腹が減らず、駅前のスーパーマーケットで何か食事とワインでも買い出ししようと思ったら、まさかの20時半閉店で間に合わず。

えー、20時じゃまだ明るかったのに、日没と同時に閉店かよ!

夕食難民となって、誰もいない駅のカフェを覗くと、惣菜パンの中にシチリアで人気のアランチーネ(ライスコロッケ)が売っていたのでトライ。
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左の中身はビーフ、右はスピナッチ。

しかし、どこで何食っても、んまいねえ!


by phraganet | 2018-11-05 22:55 | イタリア
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夜バンコクからエティハドに乗って10年振りに着いたアブダビの空港はすっかり新しくデカくなっていたが、ローマ行き搭乗ゲートを探して歩いているうち、何故かきのこの内部のような旧ターミナルに導かれた。
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懐かしいなあ!

最近観たい映画も少なくて長いフライトを持て余し気味だったけど、ワインをおいしく頂きながら睡眠も十分取って、無事に朝のフィウミチーノ空港に到着した。
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壁に表示された国旗のパスポート保持者は、列に並ばず顔認証入国ゲートへ。これ、この前オーストラリアで無駄な時間費やしたんで、今度こそ間違いないように。

T3を出たら建物に沿ってひたすら右に進んでバスステーションヘ。
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宿はブッキングドットコムで市内中心部の鉄道駅、通称テルミニ近くに予約しておいた。

空港からテルミニまで片道7ユーロを往復で10ユーロ。
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小一時間の乗車の後バスを降りると、駅構内にメルカト風カフェなどあって自然と気分が盛り上がる。
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まずは駅のインフォメーションセンターでローマパスを購入、48時間用28ユーロ。
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一番の目的はこれから訪れるコロッセオで並ばずに入場すること。それと、メトロとバスで支払いを気にせず乗り継ぎながら丸2日間市内観光したかったから。

宿までは徒歩で10分ほど。この日、9月下旬の日差しはまだ真夏のように暑かった。道路脇にスクーターがいっぱい駐車してある、さすがローマ。
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宿に着くと、オフィスビル2階のユニットに小ざっぱりした客室を4つほど誂えたもので、中年男性から流暢な英語でガイダンスを受けた。明るいロビーの冷蔵庫にはオレンジジュースとミルクと水が冷えていて、湯沸かし器やトースターもあって朝食に困らない。

チェックインにはまだ時間があるので、背中の荷物だけ部屋に入れさせてもらって、早速メトロでコロッセオを目指す。ここでローマパスをアクティベート、この瞬間から48時間有効。
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コロッセオもローマパスのお陰でチケットの列も入場の列もスルー。
おお!2千年近い昔のローマ市民が、既にここまで大掛かりな娯楽施設を持っていたという史実に改めて感銘を受ける。
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通り雨をやり過ごした後、隣のフォロロマーノとパラティーノの丘も散歩してから、コロッセオを見下ろすカフェで、イタリア最初の食事はピッツァカプリチョーザ。
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さすが、んまい!

その後、トレヴィの泉
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パンテオン
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ナヴォナ広場と
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ローマ市内の有名どころをぶらぶら散策したが、どこのプラザでも立派な彫刻から滾々と水が湧き出す自然と芸術が一体になった造形に魅入られた。これはナヴォナ広場にあるガンジス河の像。


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歩き疲れてカンポディフィオリのカフェに座り、他の客全員が同じように飲んでるカクテルを、真似して注文する。
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ローマで一番人気のこのカクテルはアペロールスプリット。

20時はまだ陽も明るいが、これ以上歩き回るのも億劫なので、そのままリゾットペスカトーレと白ワインを追加注文した。
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ま、初日のところはこんなもんにしといたろ。


by phraganet | 2018-10-25 21:01 | イタリア

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by プラがね: