<   2018年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

カルタジローネの大階段

ノート地区のバロック様式の町々をモディカラグーサと回ってカターニャに向かった。
f0136038_22231324.jpg
カターニャ市内に入ったバスは空港、ボルサリーノ広場と順に停車し、終点であるカターニャ駅で降りると、駅前にはアフリカからの労働者が目立ち、インド料理屋やトルコ料理屋や寿司屋があったりして、これまでのシチリアの町とちょっと雰囲気が違う。

ゲストハウスを予約した街の中心までどうやって移動するか決めていなかったが、Mと書いた地下への階段が見えたので、ああ、カターニャにはメトロ走ってんだなと思って試しに降りてみたら、確かにそれはメトロで、まさしく次の駅が街の中心ステシコロ広場だった。素晴らしい!
f0136038_22215995.jpg
f0136038_22215967.jpg
シチリア第二の都市カターニャは、これまで回った観光地と比べると格段に大都会。
f0136038_11343594.jpg

翌日、同じくノート地区のバロック様式の町々のひとつで、マヨルカ焼きで有名なカルタジローネを目指した。

朝のカターニャ駅前にはたくさんの観光客が溢れていて、この集団とバスで一緒になるかと思ったら、みんなはエトナ山行きのバスを待っていたところで、この日カルタジローネへ向かう旅行者は他にいなかった。

まるでローカル路線バスに乗った気分のまま、2時間近く掛けてカルタジローネの町に入ったが、他に旅行者がいないもんだから、どこの停留所で降りたらいいかよくわからず、バスが大きな公園の傍で停まったところでともかく降りてみた。

通行人も見当たらず困ったが、ちょうど路上で美人警官が駐車取り締まりをしていたのが見えたので訊いてみたら、観光地は左に曲がって真っ直ぐだというような大雑把な指示を受けた。

ふむふむ。
f0136038_22220044.jpg
道路脇の壁にもセラミックがはめ込まれている。

少し行くとサンフランチェスコ橋に掛かった。
f0136038_22215961.jpg
ここもきれいに陶板装飾されている。
f0136038_22220012.jpg
そのまま進むと、おお!左手にサンタマリアデルモンテ教会への大階段が見えた。
f0136038_22214985.jpg
階段は一段一段、異なる模様のタイルが飾られていて見応えがある。
f0136038_22353293.jpg
しばらく階段を登ったり降りたりまったりしてみた。階段の両脇には陶器や焼き物雑貨を売る店が並んでいて、お土産を買い込んだ。

階段の上から町を見下ろしたところ。
f0136038_22215096.jpg
そして丘の上のサンタマリアデルモンテ教会へ。
f0136038_22215059.jpg
f0136038_12243174.jpg
例によってベルタワーにも登らせてもらった。
f0136038_22215595.jpg
大階段の下にあるカフェまで降りて、白ワインと共に軽食。
f0136038_22215023.jpg
店の女性からデザートにシャーベットを勧められて試したら、確かにんまいけど、優しい甘酸っぱさのこの果物何だろ?
f0136038_22215052.jpg
うーん、ピーチ?

店の女性は、違いますよ、と答えて、フィコディンディアと教えてくれた。

フィコディンディア=印度の無花果? 何じゃ、そりゃ? 印度では聞いたことないよ。
シチリアでよく市場で売られていた、あるいは公園に生っていたサボテンの仲間のその果物を、この時点でまだ知らなかった。

さて、まだ陽が高いうちにカターニャへ帰るバスつかまえないと。
f0136038_22215064.jpg
駅への道順を確認して歩いて行くと、簡素な駅には何も見当たらなかったが、その横の駐車場みたいなスペースがバスターミナルになっていて、バスは定時にやって来た。

シチリアの町歩き・食べ歩き、続く



[PR]
by phraganet | 2018-11-20 22:18 | イタリア

ラグーサ旧市街イブラ

モディカからひと山越えた隣町のラグーサまで朝のうちに移動しようと、素敵な部屋に別れを告げ、ターミナルに降りてバスを待つも一向に来る気配がない。日曜日だからか、ターミナル前のカフェ、バリチェントロも開かない。

近くの土産物屋に行って尋ねると、時刻表は平日用なので、今日のバス時刻は下段を見ろと教えられた。確かにメインのチャート下にFESTIVOと書いた小さな欄があるが、便はほとんどない。

やられた~!前日バリチェントロでチケット買うとき店員に9:40発と確認したのだが、やる気のなさそうな彼は適当に答えたらしい。チケットも買ってしまったことだし、土産物屋でカプチーノとガイドブックを買い込み、観念して午後までのんびりバスを待つことにした。

ラグーサのターミナルに13時着。ターミナルから町までそこそこあったので、タクシー拾って旧市街イブラを見下ろす絶景に建つ宿に移動。
f0136038_18264486.jpg
到着して連絡したら、オーナーの若い男性が部屋の鍵を渡しに来た。宿代を払おうとしたら、ネットで落ちるからいいとのことで、明日また朝食運んで来るからじゃあねと行ってしまった。

お腹が減ったので、取り敢えず背中の荷物を部屋に入れ、イブラとは逆方向、今タクシーで通ってきたラグーサの町の中心まで少し歩いて戻った。
f0136038_18264459.jpg
町の中心に立つサンジョヴァンニバティスタ聖堂、狭い階段からベルタワーにも登れる。

聖堂の麓のカフェで、地元のビアとイカの詰め物、それにエビとズッキーニクリームのフィットチーネを頂いた。
f0136038_18284960.jpg
移動が遅かったので、町の中心からイブラ先端のイベリオ公園までゆっくり散歩している頃には陽も傾いてきた。

こちらはイブラの中心サンジョルジョ聖堂。
f0136038_18285058.jpg
大して広くないイブラだが、他にも教会がたくさん建ち並んでいる。

カフェや土産物屋の多いドゥオモ広場で白ワインのボトルを開け、焼野菜とチーズ盛合せ、ポークのきのこソース、エビとムール貝とあさりのリゾットを頂く。
f0136038_18285044.jpg
f0136038_18285020.jpg
夕食後はそのまま夜の散歩を楽しんだ。
f0136038_18285026.jpg
モディカの町の昼間の景色もスペクタクルだったけど、ラグーサの旧市街は夜の路地がとても美しいと感じた。
f0136038_18284908.jpg
f0136038_18284956.jpg
宿に帰り着く手前で振り返ったイブラの夜景。
f0136038_18284930.jpg
今日はよく歩いた。おやすみ…ZZZ


そして翌朝、
f0136038_18284942.jpg
早めに起きて、イブラの横顔を撮影しようと丘の南側に回った。
f0136038_18264309.jpg
正面がイブラで、左奥が宿のある新市街の丘。

朝の散歩を終えて宿に戻ると、クロワッサンにオレンジジュースとカプチーノの朝食が部屋に届いた。
f0136038_18264415.jpg
やっほー!

朝食の後、オーナーの指示通りに鍵を部屋に残したままロックして、目の前のバス停から11番の市バスをつかまえ、ZAMAバスターミナルに移動。
f0136038_18264300.jpg
正午のカターニャ行きに乗った。



[PR]
by phraganet | 2018-11-14 21:25 | イタリア
オルティージャ島の美しい町並を堪能した後、シチリア島南東部に点在するノート地区のバロック様式の町々を回ろうと、シラクーサから朝7:00発ラグーサ行きのバスに乗ってモディカを目指すことにした。

ネットでモディカ旧市街に宿を予約したら、オーナーからの連絡でチャットが始まり、最後に「バリツェントロで降りろ」と言われた。何だろ、バリツェントロ。「バリ中央」というバス停か?

乗り際、運転手に「バリツェントロ」と言ってみたら、うん、うんと頷いているので、間違いないらしい。

f0136038_22174658.jpg
1時間も経たないうちにバスがノートの町に入り、このペースでもうすぐモディカに着くかと思ったら、バスは西に真っ直ぐ進まず南へ大回りし、海辺の町パラッツォロを経由してから北上を始めた。

実はノートもパラッツォロも、ユネスコ世界文化遺産ノート地区のバロック様式の町々として登録されているが、全都市を見て回るのは無理なので、これからモディカ、ラグーサカターニャカルタジローネの4つの町を選んでバス旅の予定。
f0136038_22174549.jpg
ようやくモディカの町に入ってバスターミナルで降りたら、あ、バリツェントロは目の前にあるカフェの名前だったのか。

と、そのとき、自分の名前が大声で呼ばれ、振り返ると初老の男性が道の向こうに車を停めて立っていた。

ああ、びっくりした。宿のオーナーがわざわざ車で迎えに出てくれたんだ。

オーナーはジョージと名前を英語風に名乗った。助手席に座ると、ジョージは車を出して、古い街並みの狭い一方通行をくねくね登り始めた。

よかった、迎えに来てもらって。これじゃ、自分で宿までたどり着くのは至難の業だ。

車は町の山手であるアルトのてっぺん近くまで登り切って停まり、さらに狭い道を徒歩で下りて、鉄の扉を開いて中に通されると、
f0136038_22173588.jpg
わ、なんちゅう素敵な部屋!
f0136038_22173689.jpg
下がリビングで階段上がるとベッドがあるメゾネット。

奥さんともうひとりの若い女性がベッドの清掃中だった。

まずは背中の荷物を置き、ジョージから朝食用スナックとコーヒーの沸し方の説明を受け、宿代を現金で払って鍵を受け取り、早速散歩に出る。
f0136038_22174629.jpg
宿の近くにあるサンジョヴァンニ教会、ここのベルタワーはモディカの最高地点らしい。
f0136038_22174636.jpg
次に中腹に位置するサンジョルジョ聖堂までゆっくり降りてきたら、連日のように昼間の通り雨に遭い、雨宿りがてらカフェでモレッティとアランチーノをつまむ。
f0136038_22174613.jpg
モディカは古くからチョコレートの名産地として有名で、カフェで売っているチョコを試食させてもらいながらエスプレッソを頂いた。
f0136038_22174516.jpg
素朴なおいしさ。モディカの伝統的なチョコレートにはミルクやバターは加えないらしい。

ついでにホットチョコレートも試してみようと尋ねたら、美人ウエイトレスにコールドチョコレートは如何?と勧められ、いってみた。

これも、んまかった!

f0136038_22174597.jpg
雨が止んで、サンジョルジョ聖堂に入ったら、ちょうど結婚式の最中で、パイプオルガンの生演奏を聴きながら、飛入りで参列させてもらう。
f0136038_22174537.jpg
こんな素敵な場所で結婚式っていいね。

ジョルジョ通りの並びにはコンティ城もあり、城の中をアップダウンしながら案内してもらった。

城から見た聖堂。
f0136038_22174144.jpg
さらに坂を降りると下町バッサに入り、谷底がさっきバスで走って来たメインストリート、ウンベルト1世通り。
f0136038_22174125.jpg
バリツェントロに寄って明日のラグーサ行きバスチケットを買う。

f0136038_22174192.jpg
f0136038_22174143.jpg
バッサにある教会サンピエトロを拝んだ後、近くのカフェでカラスミとレモンのフィットチーネでランチ。
f0136038_22174156.jpg
食後は通りに面した店でピスタチオとレモンのジェラート。
f0136038_22174185.jpg
今度はバッサを挟んだ向かい側の斜面を登って、正面からサンジョルジョ聖堂を真ん中に町並を撮ってみた。
f0136038_11121342.jpg
美しい!

バッサには有名なチョコレートの店があったが、店内は観光客で一杯だったので、アルトの方に戻って、サンジョルジョ聖堂横のサバディに入った。
f0136038_22174186.jpg
いろんなフレーバーが並んでいるが、試食させてもらった後で、お土産のチョコレートはレモンとレッドチリを買った。
f0136038_22174095.jpg
部屋に戻って休憩した後、今度は陽が沈んだ後のモディカを散歩。
f0136038_22173675.jpg
f0136038_22173690.jpg
ジョージから町一番のリストランテとしてお勧めされたロカンダ・コロネロを覗いてみた。

予約はありますか?と訊かれ、ないと答えたら、最後にひとつだけ残ったテーブルに案内してくれた。シラクーサと比べると、モディカは観光客でごった返すような町ではないけど、ここはすこぶる人気店のようだ。
f0136038_22173556.jpg
最初に鯖のトマト煮、続いてラザニアと、最後にカリッとした豚の角煮・マッシュポテトを頂き、初めて赤を合わせた。ここんとこシーフード中心でずっと白続きだったからね。

ええ感じ!


[PR]
by phraganet | 2018-11-08 22:16 | イタリア
ローマ市内から空港へ、空港から来るときに買ったバスの往復チケットを使った。テルミニ駅前から、まだ真っ暗な5:30出発。

アリタリアの国内線でシチリア東海岸の大都市カターニャに着き、市内に向かわず、空港のバスターミナルでシラクーサ行きを待った。
f0136038_21565554.jpg
空港から直接各都市行きのバスがどんどん出るのは便利だけど、指定席ではないので、市内で既に乗客を一杯に積んで来たバスに乗り込むのは根性が必要。バックパックを客席に持ち込むことは許されないし、かと言って先に荷物室に入れていると席がなくなってしまう。

一台目のバスでは失敗して降ろされ、2台目のバスで何とか座席を確保し、快適なバスの旅で1時間余り南下。

シラクーサでは鉄道駅前にバスターミナルがあって、そのすぐ並びのゲストハウスにチェックイン。2連泊なので、ローマで着ていた服を全部洗濯し、日差しの強い海の見えるベランダに干した。

ランチは近くで、まずは白ワインと3種の魚の燻製、それに地元らしいパスタということで、鰯のスパゲティを注文した。
f0136038_21565511.jpg
ほぐして衣で揚げた鰯と共にまぶしてあるのは、シチリアでよく使われる野菜プレッツェモロ。いい香りがあってとてもおいしい。
f0136038_21565573.jpg
最後にエスプレッソを頼んだら、シチリアのドルチェをサービスしてくれた(ごめん、ひと口しか食べなかったけど)。
f0136038_21565502.jpg
さあて、散歩に出るか、というところで、まさかのにわか雨が降り出した。

やべ!洗濯物を取入れに急いで宿に戻って、ついでに昼寝してしまった。

夕方晴れてきたので、町の北にあるサンジョヴァンニ教会のカタコンペ(地下墓地)を見学し、隣接する考古学公園に向かったら日没閉園。
f0136038_21565617.jpg
仕方なく引き返し、橋を渡ってオルティージャ島に入った。
f0136038_21565537.jpg
おお、美しい町並!

歴史ある古い町の狭い路地にレストランバーや土産物屋が並び、路上では思い思いの手芸品を売っている。
f0136038_21565004.jpg
路地を進むとドゥオモ広場に出た。
f0136038_21565070.jpg
f0136038_21565093.jpg
さらに真っ直ぐ海岸に出ると、島の南端マニアケス城までシーフードレストランがひしめいている。
f0136038_21565013.jpg
月明かりの下、いい雰囲気。

また路地に戻ってぶらぶら散歩し、一軒のシーフードレストランに入って、シチリアのシャルドネに、カポナータとツナのトマト煮、シチリアを代表する魚ソードフィッシュ(カジキ)のスパゲティを頂いた。
f0136038_21565099.jpg
ええ夜や!  ZZZ


f0136038_21565164.jpg
翌朝、宿の屋上で朝食を済ませ、駅で翌朝のモディカ行きバスチケットを買ってから、オルティージャ島に朝市が立つと聞いてまた出掛ける。
f0136038_21564536.jpg
いいねえ、新鮮な魚と野菜。
f0136038_21565185.jpg
おお!牡蠣をその場で剥いてもらうと、スプマンテももれなく着いてくるってんで、朝から頂く。
f0136038_21564572.jpg
レモンをキュッと。
f0136038_21564576.jpg
昨夜真っ暗で引き返してしまったマニアケス城に入って中を見学。
f0136038_21564570.jpg
f0136038_21564527.jpg
ドゥオモとオルティージャ島の昼の姿。
f0136038_21563744.jpg
f0136038_21563787.jpg
f0136038_21563713.jpg
通りにシチリアの旗がはためいている。

ランチはブラータチーズとトマトのサラダ、
f0136038_21564568.jpg
タコのマッシュポテト・バジリコソース
f0136038_21564647.jpg
素朴な料理だけど、んまかった!この後にラビオリと、ドルチェにこれまたシチリア名物のカノーロ。
f0136038_21563789.jpg
満足。

f0136038_21563754.jpg
シチリアクイジーヌを満喫してオルティージャ島から宿に戻ったが、夜になってもあまりお腹が減らず、駅前のスーパーマーケットで何か食事とワインでも買い出ししようと思ったら、まさかの20時半閉店で間に合わず。

えー、20時じゃまだ明るかったのに、日没と同時に閉店かよ!

夕食難民となって、誰もいない駅のカフェを覗くと、惣菜パンの中にシチリアで人気のアランチーネ(ライスコロッケ)が売っていたのでトライ。
f0136038_21563779.jpg
左の中身はビーフ、右はスピナッチ。

しかし、どこで何食っても、んまいねえ!


[PR]
by phraganet | 2018-11-05 22:55 | イタリア

アジアを歩けば何に当たる?タイやインドでの煩悩な日常と、気ままな旅のメモ


by プラがね: