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カターニャ到着の夜、ステシコロ広場近くのゲストハウスを出て通りを南へ歩き、大学広場からドゥオモ広場へ、バロック様式の建物の間を夜の散歩に出た。
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広場にはレストランの呼込みがいて、その中の女子大生アルバイト風店員に引っ張られて入ったのはフリットの店で、メニューがあまりない中、シーフードとポテトのフリット盛合せにツナステーキを注文して、白ワインに合わせた。
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食事に不満ないが、他に客いなくて、大丈夫か、この店?

帰りに水を買おうと入ったスーパーマーケットで見たサボテンの実、このときはタイやベトナムで食べるドラゴンフルーツの淡白な味を想像したが、このフィコディンディア(イタリア語で印度の無花果の意味)のシャーベットを翌日カルタジローネのカフェで頂き、その優しい甘酸っぱさに惹かれることになった。
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カルタジローネへ日帰りで出掛けた翌朝は、恒例の朝市巡り。
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まずはゲストハウス近くの空き地に立つ市場を覗いたら、野菜や魚介より日用雑貨の店が多く、中には素敵なチーズ屋さんもあったけど、全体としてメルカトというよりアジアのバザールかアラブのスークという雰囲気だった。
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もう1箇所、さらに進んでドゥオモ広場の隅で滝のような勢いで水が溢れ出ているアメナノの噴水の横を抜けるとフィッシュマーケーットがあり、こちらは如何にも、地元の人の胃袋を賄ってますという感じを出している。
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チーズとサラミの店のカウンターにはワインも置いてあり、思わず朝食あしらってもらって立ち飲みすることにした。
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パンとオリーブとワインも合わせて10ユーロ、いいねえ、朝から幸せ。

あ、果物屋さんにフィコディンディアが並んでる、と思って手を出したら店のおじさんに叱られた。目には見えないが、表面が小さな棘にびっしり覆われているので、触ると後でチクチクが止まらなくなる。
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と言いながら、おじさん自身は素手で取り上げ、親切にも剥いて味見させてくれた。

んまい!
皮の色の赤い方が味が淡白で、オレンジのものが甘酸っぱさのバランスが良くおいしかった。

ここカターニャにももちろんギリシャ・ローマ時代からの遺跡が残っていて、ステシコロ広場ではコロッセオ跡が見られる。
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また街中のビルの1階を入ると、
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中に、7000人を収容したという劇場遺跡があり、後世の建物に囲まれてシュールな景色になっている。
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ドゥオモ広場を少し南西に進むと13世紀に建造されたウルシーノ城が美しい姿を見せている。
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城好きとしては城内も見学せねばと入ってみたが、建物の中は美術館になっていた。
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お、城の前の公園でフィコディンディアの木を発見、たわわに実を付けている。
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勝手に取って食べたいが、触ったら痛そう。

夕方、ドゥオモ向かいの教会に上らせてもらうと、街に沈む夕陽がきれいに見えた。
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また正面に夕陽を受けたドゥオモの姿は絶景だった!
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あまりに気持ちよくて、長い時間を教会の上で過ごした。

すっかり陽が暮れ、これから広場に降りて呼込みに誘われて食事を決めるのも癪なので、何か市場飲みみたいな店はないかなと検索したら、西へ数分歩いたところにKitsch、その名もキッチュな店がヒットした。

店に向かう途中で素敵な食材屋があり、めちゃんまいエクストラヴァージンオリーブオイルと、フィコディンディアのジャムをお土産に買った。

もしかしてキッチュが人気店で、予約なしで入れなかったらどうしようと思ったが、大通りを離れるとすっかり静かな雰囲気。
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店は1階が厨房で、2階に上がるとバーとテーブル席があり、客は他におっさんがひとりだけで、イケメン店員が丁寧に接客してくれた。
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まずは白ワインで、マッシュルームとズッキーニとトマトのブルスケッタ。
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次に肉なしラグーとポークボール・カレー風味ココナツソース。
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途中でワインを赤に替え、ベーコンとトマトのパンプキンソース。
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いやあ、どれもんまかった!

ホールのお兄さんにも、厨房のおばさんにもブラボーとお礼言って出たら、店の外で足がもつれて歩道の植木に突っ込み、まるで猛獣にでも襲われたかのように腕の無数の引っ掻き傷から流血の惨事に。

道路脇のキオスクのおじさんが、店の奥から消毒液持ち出して両腕に掛けてくれた。シチリアのみなさんの暖かさに支えられて旅させてもらってます、グラッチェ、グラッチェ!

通りでは、クラプトンをいい感じに歌い上げてたんで、おひねり。
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最終日、フライトは午後なので、荷物を預けて、もう半日カターニャの街歩き。

ドゥオモ広場の昼の様子、手前は象のオベリスク。クメールっぽいと言えばいいのか、ヨーロッパらしくない不思議なオブジェ。
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良い天気の中、まだ行ってなかったサンニコロ教会の方に向かって散歩。
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途中で見つけたメシ屋のショーケースがあまりに魅力的だったので、正午の開店まで、隣でカプチーノ飲みながら待ってから入店した。
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こういうのイタリアで何て言うんだろ、おばんざい屋? 違うか。
ちょうどギリシャのタベルナとか、トルコのロカンタみたいな。
フランスだとビストロか、イタリアではトラットリアと呼ぶのかな?

まずはアンティパストミスト。
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その後、ケバブも焼いてもらった。
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週5日来ても飽きんな、これ。

と、ぎりぎりまでおいしく楽しい時間を過ごし、ゲストハウスの前のバス停からALIBUSに乗って空港へ移動した。

出発ターミナルから正面にエトナ山が見えた。
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ありがとね!



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by phraganet | 2018-12-02 23:23 | イタリア

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