アサム州東の外れにあるディブリガル空港に降り、隣のナガランド州最北端のモン県を目指した。

メモ:セヴンシスターズ(北東部7州)のうちナガランド、マニプル、ミゾラムはドライステート(禁酒州)で、ナガランド、ミゾラム、メーガラヤはキリスト教州。ナガには数多くの言語があり、ヒンディは使われず、公用語は英語。うちモン県はコニャックと呼ばれる人々の住む地域である。

アサム州内では車窓から茶畑を眺める時間が続いた。
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途中の小さな橋を渡ってナガに入ると、竹を編んだ壁と椰子の葉で屋根を葺いた農家が並ぶ景色に変わる。
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印度政府も辺境の整備に力を入れてないのか、主要道路もでこぼこだらけ。

山道に差し掛かってから陽が暮れてしまい、モンの町の明かりが見えたとき辺りはもう真っ暗だった。
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モンのゲストハウスに2泊。
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おお! 蚊帳付きベッドで快適そう、と思ったらこの後停電してしまい、暗闇の中眠りに着くまで不便な思いをする。

ゲストハウスのベランダから見た夜明けのモンの町。
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ここから目的地インド・ミャンマー国境の村ロンワまでさらに2時間のドライヴとのことで、トーストと目玉焼きとチャイの朝食をさっさと済ませ、ゲストハウスの駐車場でガイドと合流して出発。

若いガイドはアニャムという名で、コニャックではなく南隣のアオの出身という。でも、モン県内に114ある村のすべての言葉ができます、とまるでC3POのような自己紹介だった(笑

この辺りではまだ焼畑農業が盛んらしい。
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山道をくねくね登ってロンワの村に入る。

村の入り口にある椰子葺屋根の立派な家。
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玄関前に横たわっているのは太鼓で、かつてはこれを打ち鳴らして戦闘状態を村中に知らせたらしい。
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ロンワの村はミャンマー側にこぼれていて、そのまま進むと何の目印もなく国境を越えてしまう。

丘の上にモルンと呼ばれる建物があり、これが監視台、集会所、訓練所を兼ねた村の重要な施設であったらしい。
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柱の彫刻、手にした髑髏は人間の首を狩っていた名残が見える。
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人肉を食べていたのかと思って質問したら笑われて、食べないですよ、スカルはトロフィーみたいなものです、との説明だった。コレクションの対象ってことか。

谷に住むのは戦略上危険なので、村は必ず尾根の上に作られた。ナガは戦時中日本軍の占領を受けたこともあるが、日本軍も首狩族のことは怖れていたらしい。

ちょうど日曜の朝で、村人が次々とミサに集まってくる。
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讃美歌が漏れ聞こえてくる中でゆっくり村の散歩。

散髪、若い男性の髪型は韓流がお手本。
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マーケット
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フリーキック、ボールではなく紐でくくった布だけど
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教会の奥の丘で、アニャムが小屋の中に入るので着いて行くと、男たちがパイプで何やら煙を吸っているところだった。
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ミャンマー産のアレ?ちょっとやばいかも。
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ロンワからモンに戻り、アニャムの友人でペジンという女性を紹介された。彼女はモン郊外に茶園を持っているので、一緒に茶園見学に行きましょうと誘われ、またまた別の山道を1時間ほどドライヴ。

広大な敷地に立派な茶園。すげ~、何者、この女性?
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実は彼女は首狩族研究の有名な著者でもあり、iPadでコニャックの人々のことをいろいろ説明してくれた。 
http://tattooedheadhunters.com/ 

うわ~、驚き!
首狩族の村にも行けるかと聞いたら、連れて行くけど2,3日の短い日程で来ないでね、と釘を刺される。よっぽど険しい山道を入って行くんだろうか。

茶園の中のかわいいゲストハウスで、ダルとジャガイモのカレーでランチをご馳走になり、モンに戻った。

インド北東部、週末の滞在だけではとても計り知れない、まだまだ未知の世界が広がってそう。



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by phraganet | 2016-03-22 00:01 | インディア
有志6人でナシックのワイナリー巡りやろうってんで、土曜の朝デリーからムンバイに飛び、国道3号線を車に揺られること4時間近く。ナシックの町に入ってまずはIbisにチェックインして、ここでヨークのツアー&テイスティング無料クーポンをゲット。

最初に向かったのはスーラ。大御所だけあって敷地も広大。
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次の工場見学出発まで時間があって腹ペコで我慢できず、ヴィンヤードに面したレストランでおいしい料理をシェアしながらディンドリの白と赤を1本ずつ開けてしまった。

ほろ酔いのまま25人ほどの人混みに紛れてツアーに参加。ナシックの収穫シーズンは1月から3月で、ちょうど取れたての葡萄が運び込まれてくるところ。
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貯蔵庫などひととおり見せてもらってからテイスティングルームへ。見学と試飲(泡、白、白、ロゼ、赤、デザートワインの6種)45分で350ルピー。
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商品ひとつひとつに丁寧な説明があり、いろいろと勉強になる。白と赤で僕の好きなディンドリが出たが、ディンドリとはナシックから40キロほど離れた村の名前と紹介された。なるほど葡萄の産地なのか。


続いて、スーラのちょっと先にあるヨークへ。
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ホテルでもらった無料クーポンを提示して、簡単な工場見学の後、畑を見下ろすカウンターで試飲。白、白、赤、赤、デザートワインの5種を頂くが、スーラの後ではどれもパンチがなくちょっとボケた印象を受けた。
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まだ明るいことだし、もう1軒口直しに行ってみようということで、近くにある新しいワイナリー、ソーマに寄る。
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アポなしで覗いてみると、最終のツアー&テイスティングが18:30からとのことで、ラッキーにもちょうど参加できた。陽の沈むのを見ながら、泡、白、赤、赤、デザートワインの5種で200ルピーとリーズナブルな値段設定で、おいしかった。

昼間から飲みっぱなしで、ナシックの町に戻ったときにはもう眠かった。


翌朝ホテルをチェックアウトし、国道3号線をムンバイに戻る感じで少し走って右折、ワイナリー巡りの締めくくりはグローヴァーザンパ。
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グローヴァーザンパはバンガロール近郊のナンディヒルとここの両方にワイナリーがあるらしい。

うまい具合に僕ら6人だけで朝一番のツアー出発、まずは畑の見学。昨日の3つの平坦な畑と違って、ここは丘の斜面にヴィンヤードが広がっている。

葡萄の種類によって葉っぱの大きさや色が違うんや。
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白葡萄はほとんど収穫された後だったけど、黒い方はまだ残っていた。
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工場で、選別、圧搾、貯蔵の行程を見せてもらう。
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最後に真っ暗な貯蔵庫に案内され、照明のスイッチが入ると、おお!素敵な試飲のセッティング。おしゃれ度断トツ!
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有名なテニスプレーヤーの名前を取ったV/Aの白が、フルーティな香りが立ってすっきりおいしく、惚れた!ヴィオニエというスーラのディンドリと同じ葡萄から作られていて、バニラっぽい香りはフランスのオークから出てくるらしい。
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ヴァレンタインズデイスペシャルとかで、白、白、ロゼ、泡、泡、赤、赤、そして最後にプレミアブランドの赤Cheneまで、通常より多い8種650ルピーの豪華ラインナップだった。うーん、満足!
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いやあ、印度のワイン、思ったより奥が深いな。

やっぱりちゃんと産地を見なきゃね。自然の恵みと造り手の苦労を感じ取ったよ。


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by phraganet | 2016-02-21 00:17 | インディア

象山トレッキング

インレー湖で思ったよりすんなりカクーインディンを訪れることができ、最終日の予定がなくなってしまったので、マーケット前にあるトラベルカウンターのお姉さんに、他に何か目ぼしいプログラムはないか尋ねたら、エレファントマウンテンにトレッキングは如何ですかと勧められた。朝8時に出て町への戻りが15時ごろ、僕ひとりのためにガイドが付いて、村でのランチ込み15,000チャットという申し出にすぐOKした。

エレファウントマウンテンはインレー湖の東にある山で、ニャウンシュの町から見るとちょうどここから朝陽が昇ってくる。カクーはこのエレファントマウンテンの向こう側にある。

翌朝トラベルカウンターに来てみると、昨日のお姉さんは見当たらず、代わりに麦わら帽子を被った若い男性が座って待っていた。彼はノノと名乗った。もともとミャンマー南部出身のモン族だが、内戦で両親が殺されてからおばあちゃんのいるニャウンシュエに引き取られ、ここで育ったとのこと。

ノノに着いて歩き始める。

ノノは結婚して子供もいるが、稼ぎの少ない彼に愛想を尽かした奥さんは子供を連れて実家に帰ってしまったらしい。山岳ガイドは冬の間しか稼ぎにならず、暑くなったら誰も山なんか歩きたがらないですからねえ。近くなんでカミさんの実家に寄ってみましょう、と言われて、え!とたじろいだが、そのときすでに奥さんの実家前に来ていた。
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奥さんはシャン族で、見た目若いタイ人女性風、まだ小さい男の子を抱いている。

彼女の世代はタイ語ができないけど、叔母さんはタイ語ができるので会話してみたらいいと言われて挨拶してみるが、名前は?とか、歳は?という簡単な会話さえ現代タイ語と語彙が違って成り立たない。叔母さんが最後にカーと付けるとこだけがタイ語らしく響く。ご飯食べましたか?という質問は聞き取れたので、食べましたと答えた。「キン(食う)」という単語は古くからあるタイ語なのだ。

ラオスは全体が同じタイ族の国で、それ以外にも中国、ベトナム、ミャンマー、インドにそれぞれタイ族と呼ばれる人々がいてタイ語を理解するが、現代タイ語で彼らとコミュニケーションを取るのは難しく、ランナー(北部)方言かイサーン(東北)方言の方が通じやすい。

というわけであまり立ち話も盛り上がらず、東の山に向かって町を出る。
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ノノが途中で門をくぐって入ったのは仏教系の養育施設。この辺りには子供の養育施設がいっぱいあるんですよ、とのこと。
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しばらく歩くと、モーターバイクが動かなくて困っている子供連れの女性たちにノノが助けを求められる。
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ノノはエンジンを覗き込んだ後、何とかエンジンを足で掛け、彼女らは無事にスタートできた。
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ポツリポツリと見える農家には電気が来ていないので、細々とソーラー発電している。
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少しずつ山道を登っていくと、だんだん車やバイクも見掛けなくなり、とうもろこしを担いで歩く村の人々とすれ違う。

重そ!
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もうとうもろこし刈り取りのシーズンもそろそろ終わりのようだ。
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トレッキングと言っても森の中を歩くことはなく、農村を通り抜けたり、あとはほとんど畑の中を歩くコース。

とある農家の軒先では、器械でとうもろこしの実を選別していた。なるほど、これは手っ取り早くて便利そう。
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途中の丘から振り返ると登ってきた高度が確認できた。
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昨日ロングテールボートで走った5kmの水路が正面に横たわり、インレー湖が左に、ニャウンシュエの町が右に見えた。その向こうはインレー湖西側の山。

3時間ほど掛かってパオ族の小さな村に入った。
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ノノは1軒の農家の入り口に立ち、こちらにどうぞ、と言っている。
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中に入ると、そこはとうもろこしの貯蔵庫と納屋になっていた。
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階段を上がると、囲炉裏の前に座ったお母さんが娘たちと切った野菜を鍋で茹で始めた。
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煮えるまで待てといった感じで、お茶を勧められて飲む。

外を歩いていると汗だくの暑さだが、竹を葺いた家の中はひんやり涼しい。

野菜は豆とにんじん、キャベツ、カリフラワー。煮立ったところでノノが麓から持ってきたインスタントラーメンを鍋に入れて卵を割った。
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出来上がった野菜ラーメンをアボカドとみかんと共に頂く。簡素な料理だが、山登り後の空腹にはとてもおいしく感じた。

一休みしてから登ってきたのとは違うルートで町に降り始めた。

女の子が袋にとうもろこしを入れて棒で叩いている。
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この農家にはさっきの選別器がなくて作業が大変だな。

かなり降りてきて、湖面が近づいてきた。
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ゆっくり歩いて、そんなに疲れるトレッキングではなかったが、折角なので、夜は町にあるビルママッサージを試してみた。
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これまたパオ族の若い女性にじっくり指圧された。よく効く、最高!

さて、明日は早起きしてフライト乗り継ぎながらデリーへ戻り。



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by phraganet | 2016-02-03 23:19 | ミャンマー

カクー寺院をやっつける

久々のバガンで友人たちと合流してのんびり年末を過ごした後、元旦の朝インレー湖目指してひとりでニャウンウーからヘーホーに飛んだ。これまでインレー湖を訪れる機会はなかったが、実は初めてミャンマーに来て以来ずっと、このエリアにあるというカクーとインディンのふたつの寺院が気になっていた。

ヘーホーの小さい空港に次々とエアカンボーザ(KBZ)機が到着する。
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空港でニャウンシュエの町までタクシー25,000チャットと案内受けたが、短い滞在の間に両方の寺院を訪れてしまいたい僕は、大枚叩いてそのままカクーに向かってもらった。

南北に細長いインレー湖は東西を山に挟まれている。カクーは東の山の向こう側に位置しているので、湖より先にやっつけてしまおうという算段。

ヘーホーの町を出て、山道の高度を上げながらシャン州都のタウンジーに入る。「タウン」はビルマ語で「山」、「ジー」は「大」の意味らしい。

ペットボトルの水をニャウンウー空港で没収されたので、市場で水を買おうと運転手に停車するよう言ったら、運転手がカイ、カイと言う。もしかして水のことをビルマ語でカイと言うのかと思って市場でそう言ってみたけど全く通じず、結局指さしで買い物して車に戻ると、またカイ、カイと繰り返している。

運転手が言っていたのは「ガイド」のことで、外国人がカクーを見学するには、入域料(3 USD)を払い、ガイド(5 USD)を雇うことが義務付けられているそうだ。
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指差された建物に入ると、係官にパスポートをチェックされ、女性がレシートを書いた。で、なんだかその隣にもうひとり民族衣装の女性がいるなあと思っていたら、彼女からいきなり、私がパオ族のガイドで、タウンジー大学英文科ニャウンシュ19歳です、と挨拶された。
おお、こういうことか、びっくり!

では、出発します、タウンジーからカクーまで26マイです。因みにマイはマイルらしい、42キロってとこか。シャン州の名はシャムがなまったもので、タイ族の州だと思っていたが、パオ族も何十万人とここで農業を営んでいる。

乾いた大地に田圃はなく、道路脇にはいろいろな作物の畑が続く。ひまわりやカリーやブロッコリー・・・。 え、カリー? って何だろ? ああ、ガーリックね。
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一面に黄色い花を付けた作物の広がる畑もあったが、これはサシミの花です、と紹介された。どうも黒ゴマのことらしい。インドシナ各国の英語に慣れてるつもりだけど、ビルマ人の英語ちゅうのもなかなか聞き取りづらい。

車中でニャウンシュの放つ英語発音に苦労しているうち、車はカクー寺院の正面に到着した。
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おお!これか。
人っ子ひとりいない荒野に忽然と遺跡が現れるかと思ったら、想像に反してそれはきちんとした現役の寺院だった。

元旦とあって他にもビルマ人参拝客がや白人観光客がたくさん来ている。例によって門のところで裸足になり、先を行くニャウンシュに付いて中に入った。
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彼女の説明では、正面奥の大塔はもともとアショカ王に由来するもので、右の大塔は12世紀のバガン王アラウンズィトゥーによって建立され、その後の増築で全部で2,548本の塔が立ち並んでいるとのこと。
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境内には立派な菩提樹も。

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奥は近年シンガポール資本によって立派な寺院として整備されている。因みにカクーというのはこの地の開拓に貢献したブタのことだそうだ。

帰り際にニャウンシュに寺院脇の貯水槽に連れられ、水面に映るストゥーパがフォトジェニックですよ、と紹介された。なるほど、不思議な景観。
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寺院を出て、ちょっと遅いランチにふたりでシャンカオスエ頂く。
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途中で彼女の出身地だというパオ族の市場に寄った。
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ずっと行ってみたいと思っていたカクー寺院を歩けて満足!

ニャウンシュエで宿を予約しているわけではないので、日暮れ前には町に入りたく、車に帰路を急いでもらった。(続く)




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by phraganet | 2016-01-13 02:15 | ミャンマー
冬のデリーの寒さに耐えられず、週末アーメダバードに飛んだら、それはそれは気持ちのいい春の陽気だった。

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Hotel Ashishという旧市街の真ん中にある1泊千ルピーほどの安宿だったが、十分きれいで満足いくレベル。さすがに朝食サービスはないけど、隣のベーカリーでビスケット買って、その先のチャイワラでおいしくチャイを頂き、いざ北に向けて出発。100km余り2時間半ほどのドライヴでモデラーのスーリヤマンディール(太陽寺院)へ。

アーメダバードは15世紀初めにアーメダ・シャーが開いた町でイスラム色が強いが、太陽寺院はそれより古い11世紀のヒンドゥー建築。太陽神スーリヤを祀る同時期の大型寺院は昨年アナントナグとコナーラクでも訪れたけど、真東を向いて建っているので朝のうちが撮影しやすい。

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着いた! おお、正面に階段池
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池の北、東、南の三方にはシヴァ、ヴィシュヌ、ガネシャを祀った祠堂、他にも小さな祠がたくさん並んで凝った造りになっている。
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で、もう一方からトラナ(鳥居)をくぐってアプローチ
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壁や柱に繊細な彫刻

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ドームの出来栄えも美しい。

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奥の建物は二重構造になっていて、中に独立した部屋がある。

小腹が減って、門の外でおじさんにパコラを揚げてもらった。
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車に乗り込むと、このあたり道路の両脇ではグジャラート特産の綿花が咲いているのが見えた。
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モデラーからさらに北に40km行ったパタンにラニキヴァヴ(王妃の階段井戸)がある。アーメダバードから直接向かうと約150km、3時間ほど。
昨年ユネスコ世界遺産に登録を果たして、外国人入場料250ルピー、PAN(納税者)カード見せて10ルピー。
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門を入ると、なんだかさっぱり整備された遺跡公園。わくわく。

うわ、こんなことなってるんや!
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しかしこれが井戸か!

奥行64m、幅20m、深さは27mあるらしい、デカい!
太陽寺院と同じ11世紀に建造された後、近くのサラスヴァティ河の氾濫ですっかり土砂に埋もれ、1960年代まで井戸の存在は知られていなかったらしい。
だからこんなにきれいに保存されてるんだ。

階段を降りていくと、左を見ても
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右を見ても、びっしりヒンドゥーの神々。圧倒される美しさ!
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これは仲良くヴィシュヌとシヴァか
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ヴィシュヌのアヴァターラもいろいろ揃っていて、こちら第三の化身ヴァラーハ。
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そして第九の化身ブッダも。
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その並びにドゥルガー、武器をいっぱい持って最強をアピール!
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例によってアプサラの艶っぽい仕草の数々。

あ、ガネシャ発見!
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ここ(笑            
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800を数えると言う彫像の中心になっているのが、ラクシュミに足をマッサージされるアナンタに横たわったヴィシュヌで、井戸の一番奥の面にかすかに見えている。これに気付く人はほとんどいないようだ。
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うーん、あそこまで入れてくれい!
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上から覗いてみる。
すぐ真下の円筒の部分が実際に井戸として使われていた。そして観光客が入れないこの面に横たわったヴィシュヌ像がある。

いやあ、しかし、すごいもの見たなあ、恐るべしヒンドゥー建築。

アーメダバードへの戻り、牛の行列で車が急停止してビックリ!え!
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運転手から、あの、僕の叔父です、と紹介されて挨拶。そうか、この辺の農家の出身なのか。


道すがら、アダラジの井戸、ダダハリの井戸というふたつのイスラム様式の階段井戸にも寄った。
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偶像禁止のイスラム階段井戸では、ヒンドゥーみたいな神々のレリーフは皆無だけど、こっちはこっちで見応えあり。



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by phraganet | 2015-01-29 03:38 | インディア
あちいー!!
今日はロケ撮影で、風もなく、耐えられない暑さ。 も、ぶっ倒れそう。

ボーっとし掛けたあたまで、年末に涼しい風に吹かれながら歩いた、ブータンの田園風景に思いを馳せてみる。

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ブータンの家々が美しいと思うのは、古いうちも新築のうちも、伝統的なデザイン様式で統一されていること。それがまた、川と田んぼが織り成す風景の中にぴったり調和している。

近寄ってみると、民家の壁には吉祥紋や聖獣といった模様が描かれていることが多く、その中に混じって結構人気の高いテーマが男根。

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子孫繁栄を意味する、おめでたい図柄。
最初ちょっと違和感あったけど、滞在してるうち見慣れたね。(笑)

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by phraganet | 2009-05-26 02:21 | ブータン

塩田とマテ貝

日曜日の昼、シーフード求めて海辺を目指す。

国道35号がサムット・ソンクラム県に入ると、周りは一面の塩田。
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道端に並ぶ露店の一軒に車を寄せ、ミネラルたっぷりで味わい深い天然荒塩を一袋買い求める。

料理する機会は少ないので、一番小さい袋でも僕には大きすぎるけど・・・


小一時間のドライヴでドン・ホイローに着く。海に突き出たシーフードレストランの桟敷席は、タイ人の家族連れやカップルでいっぱい。
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右の辛そうな炒め物が、ここの地名の由来となった貝。ホイローはタイ語でマテ貝の意味で、この干潟の特産。ビールのつまみにぴったり。
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行商のおばさんに売りつけられ、デザートに葉っぱにくるんで焼いた甘味、カノム・チャーを頂く。
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眠くなって、そのまま板の間にごろんと横になり、しばらく昼寝してから帰路に。
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by phraganet | 2008-06-17 01:25 | タイ

手打ち拉面屋台

中国でも北に位置するこの辺りには、田んぼがない。寒冷少雨のため、米作は適さないそうで、道路からは、とうもろこしとじゃがいもの畑が交互に見えていた。

大同周辺でよく見かけた屋台は涼汾(Liangfen)。じゃがいもの澱粉から作る冷たい汁麺で、夏にぴったり。日本で言うと、ところてんのイメージかな。2.5元。
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朝ごはんに覗いたのは拉面(Lamian)屋台。
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ホテルすぐ脇の路上で、注文受けてから麺を打っていた。以前食べた蘭州拉面に似てるけど、スープは辛くない。2.5元。オプションの野菜とゆで卵はプラス1元。
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by phraganet | 2007-08-20 02:16 | 中国
TGでプノンペン空港に降りた。シュムリアップではなくプノンペンからカンボジアに入るのは、サイゴン時代の出張以来もう8年振りぐらいかな。

当時ベトナムで、田園の向こうに熱帯雨林が広がる風景に慣れていた自分には、クメール平原の乾いた大地にウチワヤシが点在する光景がとても不思議なものに見えた。ウチワヤシの樹液は砂糖の原料になり、発酵させると発泡酒も造れる、貴重な作物である。
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プノンペンの雑踏を離れて5号線を北へ、ウチワヤシの景色を眺めながら途中6号、7号線と別れ、国道がメコン川にぶつかるところにコンポンチャム(チャムの港、の意)という、文字どおり今のベトナム中部から移ったチャム族が多く住む町がある。
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町に着いて車を降りると、自転車の少女が笑顔で迎えてくれた。しかしぃ、君には大きすぎるでしょ、この自転車。で、何を売りつけようとしてるの?

後ろのかごを見ると、あー、蓮か。そう言えば、道すがら蓮畑も見えたな。池に蓮の花がずっと広がっていて、とてもきれいだった。

f0136038_3164622.jpgでもさ、これ買っても食えないし。
「塩茹でしたのは前のかごだよ」と、クメール語で言ったのだと思う。

しゃーないなあ、どれどれ。皮を向いてどんぐりみたいな実を口に入れると・・・、
んまい!くわいの食感に少し銀杏の苦味を加えたような。ビールに合いそう。
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by phraganet | 2007-05-02 03:22 | カンボジア

茶畑のドライヴ

キャンディで迎えた、スリランカ最後の朝も気持ちよかった。

f0136038_2231556.jpg実質3日間で5つの世界遺産仏教遺跡巡りは、無事に目的達成。最終日は雨を想定した予備日として取ってあったが、どうせここまで来てるんだから、ちょっと疲れ気味の運転手には悪いが、コロンボへまっすぐ帰らず、セイロン島唯一の2000m級山岳地帯の茶所にある街、ヌワラエリヤに回ってもらおう。

キャンディから小一時間過ぎると、道はくねくねと曲がって登り始め、そのうち茶畑の中を走り始める。爽やかなドライヴ。

途中に寄った「Mackwoods」のティーファクトリーでは、茶葉の種類や製法について丁寧に説明してもらった。
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工場の標識を見ると、英語の下にシンハラ語、その下にタミル語。
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もうしばらく走ると、ヌワラエリヤの街に着いた。落ち着いた高原の街。明日の朝にはオフィスで仕事かあ、ちょっと帰るのが億劫に感じる。
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by phraganet | 2007-03-27 02:12 | スリランカ

アジアを歩けば何に当たる?タイやインドでの煩悩な日常と、気ままな旅のメモ


by プラがね: